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少し前までスマートフォンと言えばBlackBerryまたはWindows Mobile(現在のWindows Phone)で、BlackBerryはスマートフォン業界でトップの位置に君臨していました。
しかし、AndroidとiPhoneの登場により一気にトップの座から陥落。新OSを発表したもののシェアは回復せず、ついに他社への売却または提携を検討していることを正式に発表しました。
新OSと初のフルタッチパネル採用のスマートフォン採用も復活ならず
BlackBerryは小さなディスプレイとQWERTYキーボードを搭載しているのが特徴的なスマートフォンで主にビジネス向けとされており、海外の映画やドラマでもビジネスシーンで登場する機会が多くありました。QWERTYキーボードによる快適な文字入力はとても魅力的で購入理由として挙げられることも多くありましたが、AppleがソフトウェアのQWERTYキーボードを採用したiOSとiPhoneを発表して以降、ソフトウェアのQWERTYキーボードがトレンドとなり、Androidなど他のスマートフォン向けOSがこぞって採用したことで徐々にスマートフォンの基本機能となっていき、BlackBerryが採用するハードウェアのQWERTYキーボードはどこか古い印象を与えるものになっていきました。
iPhoneやAndroidが大きなディスプレイを採用する中でBlackBerryの小さいディスプレイは買われない理由にもなったかと思います。
今年1月に新OSを発表し、同OS初のフルタッチパネルを採用した「BlackBerry Z10」を発表しましたがそれもシェア回復のキッカケにはなりませんでした。
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ソフトウェアとハードウェアを刷新したもののそれも結果に結びつかず現在は打つ手がない状況かもしれませんが、他社への売却または提携によって今後BlackBerryがどのようなデバイスに変化していくのか期待したいと思います。
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