AirPodsで食事も記録?iOS 27にカメラ付きモデルの手がかり
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleは2027年に、カメラを搭載した新型AirPodsを投入すると噂されています。
カメラはSiriの“眼”となり、目の前にあるものを認識して分析、記録できるようになる見込みです。例えば、口にした料理の名前や栄養情報を記録したり、目の前にある植物や建物、商品についてSiriに質問したりできるようになるかもしれません。
当初は年内の発売も噂されていましたが、その後、2027年秋への延期や開発の一時停止が報じられていました。ところが今回、iOS 27 ベータ2から、カメラ付きAirPodsの存在を示唆するような記述が見つかったようです。
iOS 27ベータ2に「B790」の記述
開発者のSam Henri Gold氏が、ベータ版のiOS 27から、コードネーム「B790」と呼ばれるAppleの未発表製品に関する記述を発見しています。
/System/Library/AssetsV2/com_apple_MobileAsset_UAF_IF_PlannerOverrides/purpose_auto/9aaa6a204118137235983cc3f1eecae8a125c550.asset/AssetData/PCC/system_prompt_metadata/system_prompt.json seems to hint at some smart glasses codenamed B790 pic.twitter.com/IEmbfleth4
— sam henri gold (@samhenrigold) July 3, 2026
見つかったのは、Visual Intelligenceの動作を制御するものとみられるレスポンステンプレートです。その中には「b790」という文字列が含まれており、さらに「ユーザーの頭の左右にあるカメラから2枚の画像を取得する」といった記述も確認できます。
この内容だけを見ると、カメラを搭載したスマートグラスを連想します。実際、Gold氏も当初はAppleのスマートグラスを指している可能性があると推測していました。
ただし、これまでの報道では、Appleのスマートグラスは「N50」というコードネームで開発されているとされています。一方で、AirPods Pro 3のコードネームは「B788」とされており、今回見つかった「B790」はAirPods系の未発表モデルを指している可能性があります。
カメラ付きAirPodsの存在をいち早く伝えたBloombergのMark Gurman氏は、同プロジェクトのコードネームを「B798」と報じていました。そのため、今回の「B790」と完全には一致しませんが、開発段階や派生モデルの違いによって別のコードネームが使われている可能性もあります。
現時点で断定はできないものの、頭の左右にあるカメラから2枚の画像を使うという記述や、AirPods系と近いコードネームであることを踏まえると、B790はカメラ付きAirPodsに関連する製品である可能性が高そうです。
AirPodsはワイヤレスイヤホンからAIウェアラブルに
これまでのAirPodsは、音楽を聴いたり、通話したりする用途が中心でした。近年はiPhoneと連携したリアルタイム翻訳にも対応し、AirPods Pro 3では心拍センサーを搭載。ワークアウト中の心拍数や消費カロリーの記録にも活用できるようになっています。
そこにカメラが搭載され、Siri AIやVisual Intelligenceと連携すれば、AirPodsは耳につけるだけのイヤホンから、周囲の状況を理解してサポートするAIデバイスへと進化する可能性があります。
たとえば、誰かに挨拶されたときに、以前会ったことがある相手であれば名前を教えてくれる。食事中に料理を認識して、食べたものや栄養情報を記録する。さらにワークアウト情報と組み合わせて、カロリーの摂りすぎや運動不足を知らせてくれる。
こうした機能が実現すれば、AirPodsは健康管理や日常生活のサポートにおいて、かなり強力な存在になりそうです。iPhoneを取り出してカメラを向ける必要がなく、耳に装着しているだけで周囲の情報をSiriに渡せるからです。
おそらく、AirPodsが取得した画像データはiPhoneに連携され、iPhone側のオンデバイスAIで処理されることになるはずです。処理能力が足りない場合や、より高度な分析が必要な場合には、ユーザーの許可を得たうえでクラウドAIを使って処理する仕組みも考えられます。
もちろん、カメラを常時身につけるデバイスには、プライバシー面の課題もあります。Appleが実際に製品化する場合は、撮影中であることを周囲に知らせる仕組みや、画像データを端末内で処理する設計が重要になりそうです。
それでも、Siriにとって“眼”となるデバイスが登場すれば、Apple Intelligenceの使い勝手は大きく変わりそうです。
















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