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メタバースでBE:FIRSTの特別イベントも楽しめる「αU」始動

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Yusuke Sakakura公開日:2023/03/07 22:35
メタバースでBE:FIRSTの特別イベントも楽しめる「αU」始動

KDDIが仮想空間の“メタバース”、360度3Dの“ライブ配信”、実店舗と連動した“バーチャルショッピング”など、Web3.0時代のサービスを提供する「αU」(アルファユー)を発表しました。

“もう、ひとつの世界”(既に・もはや、という意味での「もう、ひとつ」)をテーマにした新サービスに3年間で1000億円レベルの投資を行い、同額の売り上げを見込むとしています。

日常的に楽しめるメタバース「αU metaverse」

日常的に楽しめるメタバース「αU metaverse」

「αU metaverse」(アルファユーメタバース)は、5つのサービスで構成されるαUの中核として位置付けられ、バーチャル空間で渋谷や大阪の街をアバターで移動したり、居酒屋での飲み会やカラオケが楽しめるコミュニティサービスです。

会話をテキストではなく、相手の気持ちを理解しやすい音声で行うことが1つの特徴。

最低20人で集まっても日常と同じような環境で会話でき、離れたら声が小さく、近づいたら声が大きくといった音の距離減衰を忠実に再現することで、ライブの歓声など隣の人の気持ちのたかぶりに影響を受けるといった臨場感も味わえるとのこと。

また、一言発するのが難しい場合は会話のきっかけになる乾杯などのモーションも複数用意されています。

バーチャル空間の渋谷をアバターで移動できる
バーチャル空間の渋谷をアバターで移動できる
居酒屋ならではの乾杯のモーション
居酒屋ならではの乾杯のモーション
片手あげ挨拶など会話のきっかけになりそうなモーションも
片手あげ挨拶など会話のきっかけになりそうなモーションも

バーチャル空間では、新感覚の音楽ライブやお笑い芸人など有名人のトークライブ、クリエイターによる展覧会が開催され、イベント後にはアーティストやファン仲間で直接コミュニケーションできるミート&グリーも行われます。

また、イベントで一時的に盛り上がるだけでなく、日常的にメタバースが楽しめるよう家具などで模様替えができる自分の部屋(マイルーム)も用意。

マイルームに招待した友達や仲間と会話をするトークライブを開催したり、アバターや家具の制作や販売といったクリエイター活動ができることも従来のメタバースとの違いです。

自分好みのデザインにできる「マイルーム」
自分好みのデザインにできる「マイルーム」
イベントグッズでマイルームの模様替えも
イベントグッズでマイルームの模様替えも

なお、αU metaverseを利用するには、App StoreまたはGoogle Playストアから専用アプリのダウンロードと無料会員登録が必要。VRデバイスには対応せず、現時点ではスマホのみで楽しめます。

BE:FIRSTの特別イベントが楽しめる「αU live」

BE:FIRSTの特別パフォーマンスも楽しめる「αU live」

2023年夏ごろに提供開始予定の「αU live」(アルファユーライブ)では、アーティストと会場をバーチャル空間に再現して、リアルなライブに近い体験ができます。

正式開始を前に2つの方法でαU liveを楽しめます。

1つはひとりでじっくり好きなアングルで楽しむスタイル。ダンスボーカルグループユニットBE:FIRSTの特別パフォーマンス、4人のクリエイティブ集団bala、花譜のコンテンツを3月8日から12日までHz-Shibuyaにて無料で体験できます。

無料体験会場でBE:FIRSTのコンテンツが楽しめる
無料体験会場でBE:FIRSTのコンテンツが楽しめる

もう1つはバーチャル空間に再現された渋谷にアバターとして入って他の参加者と一緒にBE:FIRSTのパフォーマンスとバーチャルならではの体験を楽しめる特別なオンラインイベント。

3月11日〜12日に実施される特別なオンラインイベントに参加するには事前抽選が必要です。

クレカやauかんたん決済でNFTを購入できる「αU market」

クレカやauかんたん決済でNFTを購入できる「αU market」

デジタルアート作品(NFT)などが購入できるマーケットプレイス「αU market」(アルファマーケット)では、有名ファッションデザイナーや著名なNFTアーティストによる作品が限定で登場します。

一般的にNFTの購入には暗号資産を用意する必要がありますが、αU marketではクレジットカード決済やauかんたん決済に対応(auPayにも今後対応予定)しているため、NFT初心者でも簡単に購入可能。

また、他のマーケットとも互換性のあるNFTネットワーク「Polygonブロックチェーン」に対応しているため、購入したNFTを他人に販売することもできます。

リアル店舗で提示すると特典が受けられる「デジタル会員証(NFT)」も用意。東京都渋谷区の店舗から提供を開始し、順次エリアを拡大する予定です。

暗号資産を管理できるお財布「αU wallet」

専用アプリ「αU wallet」(アルファユーウォレット)では、NFTや暗号資産の管理ができます。

管理できるNFTはαU marketで購入したものだけでなく、Polygonブロックチェーンに対応したマーケットプレイスで購入したNFTの管理も可能。Polygon(MACTIC)の送金や受け取りにも対応します。

購入したNFTの管理機能
購入したNFTの管理機能
暗号資産の管理・送金・受け取りも
暗号資産の管理・送金・受け取りも

おうちでリアルなショッピングが楽しめる「αU place」

2023年夏ごろに提供予定の「αU place」(アルファユープレイス)では、リアル空間の街や店内が目の前に広がるバーチャル空間上で、現実世界のショッピングと同じように街を散策して店舗を見つけてショッピングできます。

バーチャル空間上では、実際の店舗に並べられている商品、工夫されている内装、照明などの雰囲気、陳列やポップもそっくりそのまま複製されます。

気になる商品があれば、店舗スタッフとチャットやビデオ通話で商品説明やアドバイスを受けることも可能です。

αU place。左がバーチャル、右がリアル店舗
αU place。左がバーチャル、右がリアル店舗

なお、バーチャル空間に出展する場合は、実際の外観デザインと店内展示をスマホで撮影するだけなので、陳列商品が変わる場合も簡単に更新が可能。リアル空間でスマホをかざすとARで商品を表示するといったリアルとバーチャルの連動機能も提供予定とのこと。

リアル店舗の良さと、オンライン店舗の良さを組み合わせたショッピングができる「αU place」は、バーチャル空間上の渋谷に再現したau style SHIBUYA MODIと渋谷パルコ5FのLui’s/EX/storeにてリアル店舗のスタッフから先客を受けることができます。

当記事はαU spring week 2023 プレスカンファレンスに参加し、取材したものです。

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