最も手ごろな4Kモデル「Fire TV Stick 4K Select」が登場。AndroidからVega OSに変更、影響は?
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

AmazonがFire TVシリーズの最新モデル「Fire TV Stick 4K Select」を発売します。
Fire TVシリーズは、テレビに挿してWi-Fiにつなぐだけで、YouTubeなどの動画を大画面で楽しめる人気デバイス。これから始まるMLBのポストシーズンや、開幕を控えるNBAも迫力のある映像で視聴できます。
今回登場するFire TV Stick 4K Selectは、新開発のVega OSを搭載することで、4KとHDR10+に対応した最も手ごろなモデルとして登場します。価格は7,980円、発売時期は「近日」と案内されています。
これまでのFire TVシリーズはAmazonが独自にカスタマイズしたAndroidベースのOSが搭載されていましたが、最新モデルにはVega OSが搭載されています。
AmazonはVega OSを採用した理由について、日本向けには「お求めやすい価格と優れたパフォーマンスを両立するため」と説明。海外向けの発表では「アプリが驚くほど高速に起動する」とパフォーマンスが強調されています。
メモリの容量は同じ4Kモデルの半分となる1GB。Androidからの脱却によってAmazonはコストを節約できたものと予想されます。

OSの変更で懸念されるのはアプリやサービスの対応ですが、ゲーム機本体がなくても数百の高品質ゲームが楽しめる「Xbosゲーム」のほか、プライムビデオやNetflixなど、さまざまなアプリのコンテンツを一度に検索することで、60万本以上の映画やTV番組の中から、観たい作品が見つかるとのこと。
また、製品ページでは、Disney+、U-NEXT、DAZN、YouTube、twitch、hulu、NHK ONE、ABEMAのロゴも確認できるなど、視聴コンテンツは既存と大きく変わらないようです。
一方で注意点も。セキュリティ強化のため、アプリのダウンロードはAmazon Appstoreのみと案内されています。つまり、サイドローディングによってアプリを追加することはできません。
Amazonの説明を読む限り、Vega OSへの影響はそれほど大きくないようですが、実際の使い勝手やパフォーマンスは発売後に明らかになっていきそうです。
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