8月7日、Googleが最新版となる「Android 9.0 Pie」を正式発表し、Pixelシリーズ向けにアップデート配信を開始した。
Android 9.0 Pieは、Googleが開発者向けにDeveloper Previewとして提供していたもの。アルファベット順にお菓子の名前がつけられるコードネームは「KitKat」や「Oreo」など企業・商品とのコラボも珍しくないが、今年はシンプルにPieとなった。
Android 9.0 Pieが正式リリース
Android 9.0 Pieは、日本未発売のPixelシリーズ向けには既にアップデートがリリースされていて、どのスマートフォンよりも早く最新のAndroidに触れることができる。
最大の変更はAndroidのリリースから10年で初めて刷新される操作方法だ。これまでのAndroidは戻る／ホーム／アプリ履歴といった画面下に並ぶボタンをタップして操作していたが、Android PではiPhone Xのようなジェスチャー操作が導入される。さらに、スマートフォンに依存している人のための脱スマホ機能が追加され、マシンラーニングを活用した電池持ちの改善や従来に比べて2倍の圧縮効率を実現する新しい写真向け撮影フォーマット「HEIF」をサポートする。
Xperia XZ2などに早期提供も
Android 9.0 Pieのベータ版ではソニーモバイルの「Xperia XZ2」（海外版のみ）など数々のスマートフォンにも提供されていたが、正式版も早期提供されることが発表された。日本で入手可能かつ電波法に違反せず利用できるEssentialの「Essential Phone」にもすでにアップデートが提供されている。
GoogleはPixelシリーズの発売と共に日本でも発売されていたNexusシリーズを廃止し、Android 9.0 PieからすべてのNexusシリーズがOSアップデート保証から外れたため日本でAndroid 9.0 Pieをいち早く利用するのが困難になっている。
Googleは今年も10月4日に新製品・新サービス発表会「Made by Google」を開催し、Pixel 3、Pixel 3 XLを発表する見込み。日本での発売を期待したい。
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