新機能は?Android 17 ベータ1が配信開始、正式版は6月公開見込み
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが、Android 17 ベータ1の提供を開始しました。
Pixel 6 / 7 / 8 / 9 / 10シリーズ、Pixel Tablet、Pixel Foldで今日から利用できます。
大画面の最適化などAndroidアプリの適応性向上やカメラ・メディアの大幅な強化、接続性の最適化に向けた新しいツール、コンパニオンデバイス向けの拡張プロフィールが導入されます。
デベロッパープレビュー廃止、常時オンの「Android Canary」へ
これまで正式提供前のAndroidは、まず開発者向けにデベロッパープレビューが配信され、ある程度安定した段階でテスターも参加できる「ベータ版」へ移行する流れでした。
Android 17では、このデベロッパープレビューが廃止され、早期検証の受け皿は常時オンのチャンネル「Android Canary」へ移行します。
これにより、四半期ごとの区切りを待つことなく、内部テストを通過した新機能やAPI、挙動変更を年間を通して継続的に早く試せるようになります。
- より速い提供(Faster Access):四半期ごとのリリースを待つことなく、内部テストを通過次第、機能やAPIがCanaryに投入される
- より高い安定性(Better Stability):Canary上での早期の実戦テストによって、ベータ体験がより磨かれ、新APIや挙動変更が最終形に近い状態に
- より簡単なテスト(Easier Testing):Canaryは手動フラッシュ不要なOTAアップデートに対応します。また変更予定の内容に対して最速でフィードバックできる窓口に
一方で、Android 17のベータ版はこれまでどおり別枠で提供されます。Android 17そのものを試したい場合は、Canaryではなくベータ版を入れることになります。
Android 17の公開スケジュール
Android 17の公開スケジュールはAndroid 16とほぼ同じです。
デベロッパープレビューは配信されず、ベータ1は昨年よりも1ヶ月遅く配信されましたが、昨年と同じように3月にプラットフォーム安定版が配信予定。
2026年第2四半期(4-6月)には、正式版が配信され、第4四半期(9-12月)には、SDKのマイナーアップデートが予定されています。

Android 17の新機能
Android 17の主なアップデート内容と新機能、改善点をまとめます。ユーザーの体験に影響する項目もありますが、発表内容の中心は開発者向けです。
大画面の最適化:画面回転とリサイズ制限の“抜け道”がなくなる
これまで大画面に対応していないアプリを折りたたみスマートフォンやタブレットで起動すると黒い余白ができることがありました。そこで、Android 16では画面回転とリサイズ制限が導入されています。
制限の内容は横幅が600dpより大きな画面を搭載するデバイスで、APIレベル36をターゲットにビルドされたアプリ(ゲームを除く)を起動する場合、画面の向きやサイズ変更を制限するAPIがスルーされ、強制的に全画面表示になるというもの。
Android 16では、開発者向けのオプトアウトが用意されていましたが、Android 17ではAPIレベル37をターゲットにビルドされたアプリおいてオプトアウトできなくなります。

カメラとメディア
カメラ・メディア向けにプロ品質のツールが提供されます。
写真撮影と動画撮影など、ユースケース/モード間の切り替えをよりスムーズに行える仕組みが追加され、アプリ側のメモリ負荷や実装の複雑さを抑えられるようになります。結果として、操作中のグリッチやフリーズが減る可能性があります。
Android 17 is looking promising 👀
It’s expected to finally fix the lag when opening the camera from third-party apps like Instagram or TikTok.
That delay has been annoying for years.
Hopefully One UI 9 brings this improvement smoothly to Galaxy devices too 🙌
Video from… pic.twitter.com/3l1JNRmJEq
— Tarun Vats (@tarunvats33) February 12, 2026
また、複数のイメージセンサーを組み合わせて使うカメラでは、これまでメイン以外のアクティブなカメラからメタデータを取るのに工夫が必要でしたが、Android 17では新しい仕組みで取得しやすくなります。
さらに、対応ハードウェアを搭載する端末では、より少ない容量で同等以上の画質が期待できるH.266(VVC)もサポートされます。
音声:バックグラウンド再生の“意図しない操作”を抑制
これまでのAndroidでは、アプリを閉じた直後に急に音が鳴り出したり、操作していないのに音量が変わったりして、「勝手に動いた」と感じるケースがありました。
Android 17では、バックグラウンドでの音声再生や音量変更、オーディオフォーカス要求への制限が強化されます。音に関する動作は、ユーザーが明確に操作したことをきっかけに始まる形へ寄せる方針です。アプリによっては、「勝手に鳴る/音量が変わる」といったトラブルが起きにくくなります。
通知:カスタム通知のサイズ制限
カスタム通知ビューは、通知の表示をアプリが独自レイアウトで作れる仕組みです。Android 17ではサイズ制限が入り、重い通知を作れてしまう抜け道が塞がれます。結果として、通知まわりの負荷低減につながることが期待されます。
コンパニオンアプリ
コンパニオンアプリ向けのアップデートも用意されています。
医療機器向けのプロフィールが追加され、コンパニオンアプリが必要な権限をまとめて要求できるようになりました。これにより、セットアップ時に何度も確認画面が出てくるわずらわしさを減らし、導入までの流れがシンプルになります。




















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