Appleが2018年第1四半期の決算報告を発表した。売上高は883億ドル、純利益は200億ドルを記録し、いずれも史上最高となった。
Apple、2017年10月〜12月決算発表。予想を上回る売上高と利益率に
Appleが2017年10月〜12月で記録した売上高は883億ドルを記録し、前年同期の784億ドルを上回った。純利益は200億ドルを記録し、これも前年同期比の179億ドルを上回った。売上高と売上総利益率はAppleが前期に発表した予想値を上回ったことから好調ぶりがわかる。
iPhone、iPad、Macの販売台数と売上高
製品別の販売台数ではMacが511万2000台を記録。前年同期比の販売台数・売上高ともに−5%となった。iPadの販売台数は7731万6000台で前年同期比で+1%を記録。売上高は+6%を記録した。
昨年秋に新しいiPadは発売されなかったが、昨年9月にリリースした「iOS 11」ではiPadの大幅な強化に取り組んだことが販売台数に良い影響を与えているものと思われる。
一方、iPhoneは7731万6000台の販売台数を記録。前年同期比では-1%、売上高は+13%となった。販売台数が減少しながら売上高が大きくアップした要因としては昨年秋に発売した新型iPhoneにおいて128GBモデルをラインナップから削除することでより高額な256GBモデルを購入した人が多かったことやすべての容量の販売価格が10万円を超える「iPhone X」が影響を与えているはずだ。
なお、販売不振が伝えられる「iPhone X」についてティム・クックCEOは“iPhone Xは私たちの期待を上回り、発売以来、毎週最も売れているiPhoneだ。”とコメントした。
Apple Watch、Apple TVの売上高
Apple製品以上に好調だったのが「サービス」と「その他製品」だ。
Apple WatchやApple TV、iPod touch、Beats製品、Appleブランド、サードパーティ製アクセサリの「その他製品」の売上高は+36%を記録。昨年秋に発表したモバイルデータ通信を搭載したApple Watch Series 3やApple TV 4Kが好調となっている。
AppleCareやApple Pay、ライセンス、デジタルコンテンツなど「サービス」の売上高についても+18%を記録。ここにも高額なiPhone XのApple Careが多少なりとも影響を与えていると思われる。
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