昨年、SamsungのGalaxy Z Fold2/Z Flip、MicrosoftのSurface Duo、MotorolaのRazr、HuaweiのMate Xsなど複数の折りたたみスマートフォンが登場した。
まだまだ普及段階で一般化までには時間がかかりそうだが、Appleが折りたたみ式のiPhoneを発売することで状況が一変する可能性がある。
数年前から噂されている折りたたみ式のiPhoneだが、Appleは開発に着手したばかりで発売はまだ先になるかもしれない。
製品化されない可能性も
Bloombergによると、Appleが折りたたみスマートフォンの開発に着手したとのこと。
開発の対象は社内テスト用の折りたたみ式ディスプレイで現在はプロトタイプの段階にあるという。つまりは完全にスマートフォンの形をしたプロトタイプは存在しておらず、製品化にはまだまだ時間がかかるということ。Bloombergは発売は何年も先で、実際に折りたたみ式のiPhoneが発売されるかもわかっていないとしている。
折りたたみスマートフォンの最大のメリットは巨大なディスプレイをポケットに入れて持ち運びできること。スマートフォンの画面サイズは徐々に大型化していてiPhoneも初代モデルの3.5インチから約2倍にまで拡大している。
Appleは折りたたみiPhoneの画面サイズについて何種類か検討していて、なかにはiPhone 12 Pro Maxと同じ6.7インチも含まれているそうだ。
昨年発表されたiPhone 12シリーズ。最もキレイに撮れるカメラ、長持ちする大容量のバッテリー、迫力のある映像が楽しめる大画面などiPhone 12 Pro Maxが最も魅力的だったが、巨大すぎるサイズを懸念して購入しなかった。
iPhone 12 Pro Maxを半分ほどのサイズで持ち運べる折りたたみ式であれば購入したかもしれない。
なお、Appleがテストしている折りたたみディスプレイは裏側に電子機器が内蔵されてヒンジがほとんど目に見えないという。MicrosoftのSurface Duoのような画面をスプリットしたヒンジではなく、SamsungのGalaxy Z Fold2のようなヒンジでフラットなディスプレイを目指しているようだ。