iPhone 17 Pro Maxに“最強の望遠カメラ”搭載の噂。5倍~8倍光学ズームに対応か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
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iPhoneのカメラの弱点はズーム撮影です。
Samsungはスタンダードモデルにも望遠レンズを搭載し、Googleもそれを追従してPixel 10に光学5倍の望遠レンズを搭載すると報じられています。一方、iPhone 16に望遠レンズはありません。
上位モデルのiPhone 16 Pro / 16 Pro Maxも光学5倍ズームの望遠レンズを搭載しているものの、ハイエンドモデルとしては物足りない12メガピクセルのため、クロップズームできず、ピクセルビニングによる画質向上も活かせません。競合の50メガピクセル前後の望遠カメラと比べる見劣りします。
しかし来月9日に発表が予想されているiPhone 17 Pro Maxには、最強の望遠カメラが搭載されるようです。
信ぴょう性にバラツキのある刹那数码は最強の望遠カメラの正体を明かしていません。ただこれまでの噂から予想することができます。
1つは望遠カメラが48メガピクセルに向上すること。これにより、クロップズームとピクセルビニングといった高画素ならではの画質向上術が活用できます。2つ目はiPhone 17 Pro Maxに可変式望遠レンズが搭載され、5倍から8倍までを劣化なくカバーできることです。
可変式望遠レンズは数年前からXperiaに採用されている技術のため、不可能ではないものの、XperiaとiPhoneでは光学ズームの方式が異なるため、実現はそう簡単ではないようにも思えます。
高倍率のズームを実現するには、レンズからイメージセンサーまでの距離を長く取る必要があります。
そのためiPhoneがカメラ内で光を複数回反射させて距離を稼ぐテトラプリズムを採用するのに対して、Xperiaは直角に折り曲げて横方向に伸ばすことで距離を稼ぐペリスコープを採用しています。
テトラプリズムは背面と並行に配置できるため、大型のイメージセンサーを搭載できますが、ペリスコープは背面と垂直に配置する必要があるため、イメージセンサーは小さくなります。
もし、Appleがイメージセンサーのサイズを変えないまま、可変式望遠レンズを採用するのであれば、Xperiaを見本にすることはできません。
Appleがテトラプリズムのまま可変式望遠を量産レベルで実現できれば、ズーム撮影の弱点を克服するどころか優位に立てるかもしれません。
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