アップルが、3月下旬の正式配信が予想される「iOS 9.3.2」のパブリックベータの配信を開始しました。
iOSのパブリックベータ版は、昨年配信されたiOS 8.3から導入されています。リリース前・開発途中のiOSを一般ユーザーに公開して評価フィードバックを得ることで、リリース前に不具合を解消し、正式版の品質向上に役立てるプログラムになっています。
iOS 9.3.2は、バグの修正と機能改善のマイナーアップデートに
「iOS 9.3」では、ブルーライトを軽減する新機能「Night Shift」、コントロールセンターにブルーライトモードのON/OFFが可能な「Night Shift」ボタンを追加、「メモ」アプリで作成したメモに指紋認証・パスワードの追加、「ヘルスケア」アプリの機能向上、「CarPlay」のApple Music対応強化、教育機関で使用するiPad向けにマルチユーザーの対応などが追加されました。
今回、配信された「iOS 9.3.2」は、マイナーアップデートでバグの修正と機能改善がメインとなるようです。
6月には「iOS 10」が先行発表か
なお、今年6月の開催が予想される開発者向けのイベント「WWDC 2016」では、次期「iOS 10」が先行発表され、発表直後にパブリックベータ版が提供されるはずです。
iOS 9.3.2は、「iOS 10」先行発表前に配信される最後のパブリックベータ版となるかもしれません。
iOS 9.3.2パブリックベータ版のインストール・アップデート方法
iOS 9.3.2のパブリックベータを利用するには、Apple Beta Software Programに参加登録してパブリックベータ版をインストールする必要があります。既にパブリックベータ版を利用している場合は、「設定」から「一般」→「ソフトウェアアップデート」からアップデートすることが可能です。
「iOS 9.3.2」の一部機能はプレビューページで公開していますが、アップルが公開していない機能や画面をFacebookやTwitterなどのSNS、ブログ等で公開したり、画面を他人に見せることも利用規約で禁じています。
▼パブリックベータ版のインストール方法は、iPhoneのバックアップ方法も含めて以下の記事で詳しく解説しています。
なお、パブリックベータ版は多数の不具合を含んでいるため、利用する場合は旧機種のiPhoneを利用するか、比較的安いiPod touchにインストールするのがオススメです。
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