アップルが、3月に正式配信が予想される「iOS 9.3」のパブリックベータ5の配信を開始しました。
iOSのパブリックベータ版は、昨年配信されたiOS 8.3から導入されています。リリース前・開発途中のiOSを一般ユーザーに公開して評価フィードバックを得ることで、リリース前に不具合を解消し、正式版の品質向上に役立てるプログラムになっています。
「iOS 9.3」の新機能にブルーライト軽減モードなどが追加
「iOS 9.3」では、ブルーライトを軽減する新機能「Night Shift」、コントロールセンターにブルーライトモードのON/OFFが可能な「Night Shift」ボタンを追加、「メモ」アプリで作成したメモに指紋認証・パスワードの追加、「ヘルスケア」アプリの機能向上、「CarPlay」のApple Music対応強化、教育機関で使用するiPad向けにマルチユーザーの対応などが追加されます。
iOS 9.3の配信時期は3月21日か
通常、マイナーアップデートが実施されたバージョンは、事前発表なく配信が開始されますが、「iOS 9.3」は、ブルーライトをカットする「Night Shift」の新機能を含む大規模アップデートになります。
昨年春に配信された「iOS 8.2」は、Apple Watchや12インチMacBookが発表されたスペシャルイベントで軽く触れられたあと、数時間後にアップデートが配信されました。
おそらく今年もスペシャルイベント(3月21日の開催が濃厚)で「iOS 9.3」の新機能を説明し、数時間後にアップデートが配信されるのではないでしょうか。
iOS 9.3パブリックベータ版のインストール・アップデート方法
iOS 9.3のパブリックベータを利用するには、Apple Beta Software Programに参加登録してパブリックベータ版をインストールする必要があります。既にパブリックベータ版を利用している場合は、「設定」から「一般」→「ソフトウェアアップデート」からアップデートすることが可能です。
なお、「iOS 9.3」の一部機能はプレビューページで公開していますが、アップルが公開していない機能や画面をFacebookやTwitterなどのSNS、ブログ等で公開したり、画面を他人に見せることも利用規約で禁じています。
▼パブリックベータ版のインストール方法は、iPhoneのバックアップ方法も含めて以下の記事で詳しく解説しています。
なお、パブリックベータ版は多数の不具合を含んでいるため、利用する場合は旧機種のiPhoneを利用するか、比較的安いiPod touchにインストールするのがオススメです。
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