アップルが、6月までの正式配信が予想される「iOS 9.3.2」のパブリックベータ3の配信を開始しました。
iOSのパブリックベータ版は、昨年配信されたiOS 8.3から導入されたプログラムです。リリース前・開発途中のiOSを一般ユーザーに公開して評価フィードバックを得ることで、リリース前に不具合を解消し、正式版の品質向上に役立てるプログラムです。
iOS 9.3.2は、バグの修正と機能改善のマイナーアップデートに
「iOS 9.3」では、ブルーライトを軽減する新機能「Night Shift」、コントロールセンターにブルーライトモードのON/OFFが可能な「Night Shift」ボタンを追加、「メモ」アプリで作成したメモに指紋認証・パスワードの追加、「ヘルスケア」アプリの機能向上、「CarPlay」のApple Music対応強化、教育機関で使用するiPad向けにマルチユーザーの対応などが追加されました。
今回、配信された「iOS 9.3.2」はマイナーアップデートでバグの修正と機能改善がメインとなるようです。
次期「iOS 10」は6月13日に先行発表か
2016年度第2四半期の業績が大きなマイナスとなったアップル。スマホ市場の飽和状態も囁かれる中、今後は好調なサービス事業に注力するものと思われます。
サービス事業で好調な「Apple Music」は、発表から約1年足らずで1,300万の有料会員を獲得しましたが、ミュージックアプリの使い勝手の悪さから他のサービスを利用する人も少なくありません。
次期「iOS 10」ではミュージックアプリの改善を望む声も多いのではないでしょうか。なお、アップルは6月13日にWWDCを開催することを明らかにしており、その場でiOS 10が先行発表されるはずです。
iOS 9.3.2パブリックベータ版のインストール・アップデート方法
iOS 9.3.2のパブリックベータを利用するには、Apple Beta Software Programに参加登録してパブリックベータ版をインストールする必要があります。既にパブリックベータ版を利用している場合は、「設定」から「一般」→「ソフトウェアアップデート」からアップデートすることが可能です。
「iOS 9.3.2」の一部機能はプレビューページで公開していますが、アップルが公開していない機能や画面をFacebookやTwitterなどのSNS、ブログ等で公開したり、画面を他人に見せることも利用規約で禁じています。
▼パブリックベータ版のインストール方法は、iPhoneのバックアップ方法も含めて以下の記事で詳しく解説しています。
なお、パブリックベータ版は多数の不具合を含んでいるため、利用する場合は旧機種のiPhoneを利用するか、比較的安いiPod touchにインストールするのがオススメです。
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