auの2015年夏モデルとして発売が予想されるシャープ製の「DD002」が技適を通過しました。
2015年春に発売された「AQUOS K SHF31」は、DD001の型式で技適を通過していることから、「DD002」はガラホの後継機――第2弾「ガラホ」であると思われます。
第2弾のau「ガラホ」は、4G LTEとWiMAX 2+をサポート?
技適の公開資料(PDF)からは、LTEに対応するほか、WiMAX 2+、2.4GHz帯と5GHz帯のWi-Fiに対応することが明らかになっています。また、auの3Gで採用されているCDMA 2000には対応していないことから、高音質の音声通話サービス「VoLTE(auではau VoLTE)」にも対応するものと思われます。
初代ガラホの「AQUOS K SHF31」は、OSにスマートフォン向けのAndroidを搭載し、操作性やバッググラウンドの通信等を携帯電話向けに大幅にカスタマイズしたモデル。
スマートフォンの最大の欠点とされていたバッテリーの持ち時間を大幅に改善し、LTEに対応したことで高速なデータ通信サービスやテザリングが利用でき、LINEなど一部のスマホアプリも使えるなど、スマートフォンとフィーチャーフォンうまくミックスしたモデルで大きな話題となりました。
しかしながら、最大の欠点となったのがLTEをサポートしたために料金がスマートフォンと同程度になってしまうというもの。割引キャンペーンやシニア向けのモデルが提供されたものの、フィーチャーフォンと同じ料金が実現されることはありませんでした。
高級路線のau「ガラホ」を投入、一方ドコモは料金割安な「ガラホ」を投入か
2015年夏モデルとして発売される第2弾のガラホは、“タイミングの問題”で対応が見送りになった「VoLTE」にも対応し、LTEとWiMAX 2+に対応することから混雑状況に応じて通信方式を切り替え、より快適にネットが利用できる「ダブルCA」をサポートする可能性もあります。
初代ガラホと比べると割安感はあるものの、それらのサービスのためにユーザーが値上げに納得するまでとは行かないかもしれません。
一方、NTTドコモは、フィーチャーフォンにAndroidを搭載するものの、LTEに対応せず、フィーチャーフォンと同じ料金で利用できる「ガラホ」を2015年夏モデルとして発売するようです。
多少料金が高くても、高速なデータ通信や高音質な音声通話サービスが利用できるauのガラホと、トレンドの機能は利用できないものの、料金は安いドコモのガラホ、どちらが受け入れられるのか注目したいと思います。(いずれの製品も認証機関を通過した段階であり、正式発表されるまではどうなるかわかりませんが・・・
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