auがスマートフォン向けの主要プランを月額1,500円前後引き下げる方針であると日本経済新聞が報じた。狙いは格安スマホへの流出に歯止めをかけたいというもの。
月額1,500円の値下げはドコモが5月より提供を開始している新プラン「docomo with」で実現した。ドコモの新プランに対して田中社長は「料金の方でもauも久々にガツンと行こうかな。もう少しお待ちを」とコメントしていた。
au、7月10日に「au発表会 2017 Summer 第2弾」を開催。値下げを正式発表か
日本経済新聞によると、auは今夏中に1,500円前後・2割程度の値下げする方針を固めた。5GBのデータプランを契約すると月額料金は7,000円〜8,000円だが、値下げ後は5,600円〜6,400円となる。なお、値下げの対象者は一部ではなく、大半の利用者とのこと。
MMD研究所の調査によれば格安スマホをメイン回線として使う利用者は前年比から30%アップを記録し1割を超えた。KDDIもサブブランドとしてUQ mobileを展開、潤沢な資金で女優3人を起用したテレビCMを昨年秋から開始して認知度と契約者増につなげたが、それでも恩恵は乏しいと報じられている。
auが月額プランを2割程度値下げすることになればソフトバンクはもちろん、今夏発売された対象機種を購入すると、ずっと月額1,500円を値下げする新プラン「docomo with」を提供しているドコモにも値下げの可能性が出てきそうだ。
auは7月10日に「au発表会 2017 Summer 第2弾」を開催する予定。この発表会で値下げが正式に発表されるものと考えられる。