キャリアから同回線の格安スマホ移行、SIMロック解除不要に〜au→UQ mobile、ソフトバンク→ワイモバイルなど
キャリアから同じ回線の格安スマホに移行する場合でも、現在使っているスマートフォンをそのまま利用する場合、SIMロックの解除が必要になることがあります。
なぜ?と思う人も少なくないでしょう。キャリアが格安スマホへの流出を防ぐための取り組みと思われますが、総務省ではこの取り組みを規制する方針のようです。
キャリアから同一回線の格安スマホに移行する場合はSIMロック解除不要に
日本経済新聞によると、総務省はキャリアから格安スマホに移行しやすくするため、同一回線の格安スマホに移行する場合、現在使っているスマートフォンをSIMロック解除することなく、格安スマホに移行できるよう変更するとのこと。
総務省は大手携帯会社から格安スマートフォン(スマホ)に切り替えやすくする仕組みを取り入れる。契約中の大手携帯会社の回線を使っている格安スマホに変更する場合、他の通信会社で使えなくする端末の「SIMロック」の解除を不要にする。格安スマホの普及を促し、家計の負担抑制につなげる。
- 引用元
- 日本経済新聞
ドコモからドコモの回線を利用する格安スマホに移行する場合、現在使っているスマートフォンをそのまま利用できますが、auからUQ mobile、ソフトバンクからワイモバイルなど同じ回線であってもSIMロックを解除する必要があります。
ソフトバンクで購入したスマートフォンをワイモバイルでそのまま利用する場合、SIMロックの解除が必要になります。また、auで販売されているVoLTE非対応のスマートフォンはUQ mobile等でそのまま利用できますが、VoLTE対応のスマートフォンをUQ mobile等で利用する場合はSIMロックの解除が必要になります。
詳しい人であれば難しくないかもしれませんが、キャリアごとに対応がバラバラ、auの場合はSIMロック解除が必要な端末と不要な端末が混在するなど、一般的な人が理解するのは難しく、キャリアから格安スマホに移行した後に気づいたケースもあったかもしれません。(なお、auは解約後いつでもSIMロック解除可、ドコモとソフトバンクはそれぞれ3ヶ月以内、90日以内の制限あり)
スマートフォンの販売価格規制では何かと問題のある総務省ですが、今回報じられた方針については早急に取り組んでもらいたいです。
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