1月4日、スペースXがファルコン9の打ち上げに成功し、ロケットに搭載されていた「Direct to Cell」に対応する衛星6機の配備を行ったと報告しています。
Direct to Cell対応の衛星には、既存のStarlinkと接続してネットワークを構築できるほか、既存のスマートフォンとのLTE通信を可能にするアンテナが搭載。これにより、利用者が専用機器やアプリのダウンロードを用意することなく、衛星とスマートフォンを直接繋げて、空が見える場所なら地球上のどこからでも通信を可能にします。
Direct to Cellは世界7社のプロバイダーから提供され、日本ではKDDIが2024年内にサービスを開始する予定です。
2024年内にSMSなどのメッセージ送受信に対応
KDDIは「これまでどの国内通信事業者でも5Gや4G LTEでは提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡張し、“空が見えれば、どこでもつながる”体験を実現していきます。」とコメント。また、T-Mobileなどのプロバイダと共に、衛星の技術検証を実施していく予定としています。
昨年、KDDIとスペースXの発表イベントでは、Direct to Cellのサービス開始当初はSMSなどのメッセージ送受信に対応すると案内されていましたが、スペースXの公式サイトでは、2025年に音声通話やデータ通信、IoT通信に対応する予定と案内されています。
View of last night’s @Starlink satellite deployment, including the first six with Direct to Cell capabilities pic.twitter.com/tjrWMJfqH4
— SpaceX (@SpaceX) January 3, 2024
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