Galaxy S26はQi2フル対応か。マグネットワイヤレスバッテリーパックも販売へ
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

超薄型モデルの販売不振を受け、大幅なラインナップ再編は見送られたとされる SamsungのGalaxy S26シリーズ。
ラインナップの大変更はなかったものの、ユーザーが長年求めてきたQi2フル対応がついに実現し、MagSafeライクなマグネットアクセサリとワイヤレス充電に対応するようです。
最大25Wの高速マグネットワイヤレス充電に対応
Galaxy S24以降のモデルはQi2に対応していますが、本体側にマグネットを内蔵していません。そのため、マグネット充電やアクセサリを使うには、マグネット内蔵のケースが必須でした。
このQi2 Readyには、本体の厚みと重さが増えてしまうほか、マグネットに対応するお気に入りのケースやSMAPP(Samsung Mobile Accessory Partnership Program)認証を取得した信頼性の高いケースが見つけられないといったデメリットもあります。
こうした問題を解消するのがQi2フル対応です。
スマホにマグネットを内蔵することで、ケースに頼らず、背面に“ピタッ”と吸着して充電やアクセサリを利用できます。デザインや薄さを犠牲にすることなく、より自然な “MagSafe 体験” が実現できるようになります。
さらに、SamsungがMagSafeとの互換性を明言すれば、Appleが長年築いてきた豊富なマグネットアクセサリのエコシステムをGalaxy S26シリーズでもそのまま活かせる可能性があります。
Samsung純正のQi2アクセサリも登場
Samsung自身もマグネットアクセサリのエコシステムを拡充するようです。
WPCのデータベースから、Qi2対応のワイヤレス充電バッテリーパック「Magnet Wireless Battery Pack」の存在が新たに確認されました。
公開された画像からはマグネットリングとQi2ロゴ確認でき、公開されたページからはQi2.1.0に対応し、最大15出力で充電できることがわかっています。
これまでの噂によれば、Galaxy S26シリーズは、より高出力なQi2.2に対応するようです。
Galaxy S26 Ultraは最大25W、Galaxy S26は最大20Wによる高速なワイヤレス充電に対応する見込み。そのため、Magnet Wireless Battery PackではS26シリーズをフルスピードで充電することはできません。
ユニークな半2層構造の理由とは
バッテリーパックは、長方形の上層とアーチ状のマグネットリングが配置された下層の半2層構造を採用しています。

これは、バッテリーセルの容量を確保しつつ、縦長に伸びる Galaxy のカメラモジュールを避けるためとみられます。
純正の Magnetic Wallet ではマグネットリングに沿って背面形状がカットされていますが、バッテリーセルは切断できないため、このような複層構造になったと考えられます。




















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