Galaxy S26/S26+/S26 Ultraが発表:のぞき見防止ディスプレイとPixel級AI、即日予約開始
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Samsungが2026年の最新フラグシップスマートフォン、Galaxy S26シリーズを発表しました。
片手で操作しやすい6.3インチの「Galaxy S26」と大容量バッテリー・大型画面の「Galaxy S26+」、さらに革新的な“のぞき見防止”ディスプレイを搭載した「Galaxy S26 Ultra」の全3機種が登場します。
今年は日本でPlusモデルの取り扱いが復活。価格は「Galaxy S26」が136,400円から、「Galaxy S26+」が169,920円から、「Galaxy S26 Ultra」が218,900円からです。
さらに日本が初めて一次販売国となったことで、2月26日9時から予約受付がスタートします。発売日は3月12日です。
S26 Ultraはアルミ回帰で軽量化
今年は「統一感」も大きなテーマです。
全モデルの素材をそろえ、チタニウムより軽量で発熱にも強い「アーマーアルミニウム」を採用。細部では、角の曲率まで3機種で共通化されています。






カラーはコバルトバイオレット、ブラック、ホワイト、スカイブルーの4色。Samsung.com限定のシルバーシャドウ、ピンクゴールドを加えた全6色で、3機種とも同色展開となります。
ワイヤレス充電は高速化した一方で、期待された本体へのマグネット内蔵は見送られ、背面にピタッと吸着するマグネット充電を使うには、磁石を内蔵した公式ケースが必要です。なおバッテリー容量はS26のみ300mAh増量されています。
- 有線充電:最大25W出力
- ワイヤレス充電:最大25W出力
- 有線充電:最大45W出力
- ワイヤレス充電:最大25W出力
- 有線充電:最大65W出力
- ワイヤレス充電:最大25W出力
Galaxy Sシリーズに期待されるのは、やはりハードウェアの進化です。
コアとなるチップセットには、最新の「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」を搭載。日常の操作はもちろん、ゲーミングや動画編集、そしてGalaxy AIの処理まで底上げします。NPUは39%、GPUは24%、CPUは19%の高速化し、通話の要約は従来比で2倍の速度で動作するとしています。
Pixel級のAIを搭載
Samsungの調査では、81%がAIに価値を感じている一方で、85%は「使いにくい」「うまく活用できない」と回答しています。そこでSamsungは、AIを“簡単で手間いらず”に使える体験をテーマに掲げました。意識してAIを使わなくても、必要な場面で自然にAIが働く設計を目指したようです。
実機を触ってみると、使い勝手の方向性がGoogle Pixelにもう一段近づいた印象を持ちました。SamsungはGoogleと提携し、「Galaxy AI」にGeminiを採用しているため、こうした体験の寄せ方にも納得感があります。
例えば、通話スクリーニング。登録していない番号から着信があると、Galaxy AIが応答して名前と用件を確認し、内容をリアルタイムに文字起こしします。表示された内容を見て、通話に出るかどうかを選べます。
新しい「Now Nudge」は、Google Pixel 10シリーズに搭載された「マジックサジェスト」と同様に、画面に表示された情報を読み取り、AIが必要なアクションを提案する機能です。
例えば、LINEで予定を聞かれたら、キーボードの上にカレンダーを開くボタンと直近の予定が表示されます。さらに「オーストラリアのディナー写真を送って」とメッセージが届いたら、ギャラリーを開くだけで関連する写真が自動で検索されるため、あとは選ぶだけ。複数のアプリ間を行き来する無駄な時間をAIがスマートに解決してくれます。






Google Pixelのマジックサジェストも便利な機能ですが、対応アプリがGoogleメッセージに限定されるのが弱点でした。Now NudgeはLINEでも使えるため、利用機会も格段に増えそうです。
Galaxy AIの独自機能で驚いたのは「Automation」。AIにひと言お願いするだけで、必要な操作をまとめて実行する機能です。発売時点では配車、フードデリバリー、ショッピングアプリに対応しますが、対応地域は米国と韓国のみ。日本対応が待ち遠しい機能です。
- かこって検索:複数の写真を一度に検索可能に。全体をかこって「服装を並べて」と指示すれば、ひとつひとつ調べずに済む。SNSで見かけた推しの服装をかこって調べて、そのまま試着も可能
- オーディオ消しゴム:クイックパネルから気になった音声ノイズを低減可能に。新たにYouTube、Netflix、Instagramにも対応
- 文章スキャン:レシートや名刺をスマートにPDF化できる機能。映り込んだ指や紙のしわ、角の折れ、スクリーンを撮影したときのモアレを綺麗に除去できる。大量のデータを取り込む際はマルチスキャンで一気に取り込みが可能に
- スクリーンショット分析:過去に撮影したスクショがどこに行ったのかわからなくなるあるある。最大8つのカテゴリに分類されることでわかりやすくなります
モバイル業界初のプライバシーディスプレイ
事前に予告されていた“のぞき見防止”機能「プライバシーディスプレイ」が、Galaxy S26 Ultraに限定搭載されます。
Samsungによると、モバイル業界初の機能。本人以外には画面が暗く見えるため、満員電車やエレベーター内でスマホを操作するときも、「画面を見られているかも……」と気にせず操作できます。



従来の“のぞき見防止”フィルムは、不要なときも画面が見えづらくなるのが弱点でした。プライバシーディスプレイなら必要なときだけ、クイックパネルからオン/オフを切り替えたり、指定したアプリだけ有効化することもできます。
さらに暗所が強化されたカメラ
最上位のGalaxy S26 Ultraには、暗所性能を強化したクアッドテレシステムのカメラが搭載。より明るいレンズの採用によって、200MPのメインカメラは47%、50MPの5倍望遠カメラは37%も明るくなっています。
- 50MP広角:光学相当2倍のクロップズームに対応
- 10MP望遠:光学3倍ズームに対応
- 12MP超広角:景色をダイナミックに撮影
- 200MP広角:光学相当2倍のクロップズームと最大100倍のズームに対応
- 10MP望遠:光学3倍の光学ズーム
- 50MP望遠:光学5倍と光学相当10倍ズームに対応
- 50MP超広角:ダイナミックかつ8Kの動画撮影と高精細なマクロ撮影
夜間の動画撮影(ナイトグラフィビデオ)では、ノイズをより細かく認識して低減できるようになり、レンズごとの特性差も踏まえた最適化が行われます。また、暗いところは暗く、白飛びしやすい黄色も正確に表現。ゴーストフレアを抑え、クリアな夜景が撮れるとしています。


子どもやペットを追いかけながら撮影するような動きのある撮影で役立つ、水平ロックとスーパー手ぶれ補正にも対応。ジャイロセンサーと加速度センサーをベースに、リアルタイムで重力データを算出して補正することで、本体を360°回転しても水平を保ちます。
さらに、プロ向けのビデオ作成コーデックAPVにも対応。最大8K30fpsで撮影でき、繰り返し編集しても事実上劣化しにくい画質を保てるとされています。大掛かりな機材なしで、スマホだけで本格的な映像制作が可能になります。
AI編集も強化され、より踏み込んだクリエイティブ作業が可能になります。
- フォトアシスト:Sペンで描いたイラストを写真に合成するのに加えて、キーボードで「背景を夜に変えて」と打ち込んで編集も可能に。ただ背景を変えるだけでなく、水面には夜空の星が映るなど、ただの合成に留まらない編集が可能。背景を夜景にしたら、今度は服装を変えるといった反復編集も可能です
- クリエイティブスタジオ:1つのスタンプからいくつものシーンに応じたスタンプを生成。生成したスタンプはキーボードからすぐに送ることもできます
Galaxy S26/S26+/S26 Ultraのスペックを全比較
| Galaxy S26 | Galaxy S26 Plus | Galaxy S26 Ultra | |
|---|---|---|---|
| デザイン |
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| 価格と容量 |
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| 素材 |
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| サイズ |
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| 重さ | 167 g | 190 g | 214 g |
| ディスプレイ |
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| カメラ |
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| フロントカメラ |
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| チップセット |
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| メモリ | 12GB | 12GB | 12/16GB |
| バッテリー |
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| ワイヤレス充電 |
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| SIM |
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| 5G | Sub6・ミリ波 | Sub6・ミリ波 | Sub6・ミリ波 |
| Wi-Fi |
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| Bluetooth | 5.4 | 6.0 | 6.0 |
| FeliCa | ◯ | ◯ | ◯ |
| UWB | X | X | ◯ |
| 防水・防じん |
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| USB | USB-C | USB-C | USB Type-C |
| セキュリティ |
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| センサー |
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| 位置情報 |
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| 同梱品 |
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まとめ:値上げされたS26シリーズの選び方
Galaxy S26シリーズには、基本性能を底上げする最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyが搭載され、Galaxy AIはより高度に、そして“意識せずに使える”方向へ進化しています。
通話スクリーニングやNow Nudgeのように、日常のひと手間を減らすAIが充実したのもポイントです。
今年は久しぶりにPlusが復活し、S26/S26+/S26 Ultraの3機種から選べるようになりました。S26は片手サイズでバランス重視、S26+は大画面でゲーミングやエンタメ重視、S26 Ultraはプライバシーディスプレイと“撮影から編集まで”こなせるカメラを備えた最上位モデルです。
- Galaxy S26:コンパクトさと性能のバランス重視
- Galaxy S26+:大画面・電池持ちを優先したい人向け。動画視聴やゲーム、休みは長時間の外出も多い人に
- Galaxy S26 Ultra:のぞき見防止のプライバシーディスプレイと、暗所が強化されたカメラが最大の魅力。撮影も編集も1台で完結したい人に
一方で今年は、AI需要などを背景にメモリ価格が上がっていることもあり、スマホ全体が値上げ傾向にあります。Galaxy S26シリーズも例外ではなく、Samsung公式サイトの価格は上昇。Galaxy S26 Ultraは構成によって20万円を超える価格帯となっています。
購入するなら、Samsung公式サイトで実施されている最大10,000円のキャッシュバックや分割払いに加えて、キャリアのキャンペーンや端末購入プログラムを組み合わせて負担を抑えたいところです。


















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