Samsungが日本時間2月2日午前3時から開催するイベントにて最新のスマートフォン「Galaxy S23」シリーズを発表し、例年どおりのスケジュールであれば、夏ごろに折りたたみスマートフォンのGalaxy Z Fold5|Z Flip5が登場するはずです。
折りたたみスマートフォンの課題の1つは折りたたみによってできるディスプレイのシワですが、Samsungは新しいヒンジを採用することでしわ問題を改善するようです。
水滴型ヒンジでシワと隙間を改善か
折りたたみスマホにおいて最も重要なパーツであるヒンジ。Samsungもこれまで何度も改良を重ねてきました。
Galaxy Z Fold2では、Galaxy Z Flipで採用されたHideaway Hinge機構を流用することで、ディスプレイをフラットにするだけでなく、折りたたみの途中で固定することが可能に。
自撮り棒や三脚なしで手ぶれを抑えて写真や動画の撮影ができるだけでなく、ディスプレイの下半分が各種操作を行う画面に、ディスプレイの上半分が表示領域に変化するフレックスモードによって、YouTubeでの動画視聴やZOOMによるリモート会議やビデオ通話も快適に利用できます。
また、ヒンジ部分からゴミやホコリが侵入し、最悪の場合はディスプレイにまで入り込んでしまう問題を解決するために、掃除機にヒントを得てブラシを搭載しています。
Galaxy Z Fold3では、折りたたみスマートフォンとして初のIPX8等級の防水性能を備え、ヒンジにアーマーアルミニウムを採用したことで耐久性も向上。Galaxy Z Fold4では、ギア構造からバタフライ構造に変化したことでヒンジをスリム化しました。
そして今年発売されるGalaxy Z Fold5では、新しいヒンジを採用することで画面のシワを改善するようです。
Samsung Electronics plans to apply the "droplet" hinge structure to the Galaxy Z Fold 5. Samsung internally calls it a "dumbbell" hinge. Waterdrop hinge + waterproof is finally here.
— Ice universe (@UniverseIce) January 15, 2023
Ice UniverseによるとSamsungが採用する新しいヒンジは水滴型のデザインで、Samsung以外の折りたたみスマホメーカーが採用しているもの。
水滴型のヒンジによって紙のシワを改善するのと同じように折りたたみの溝を浅くすることでシワを目立たないようにできます。
Samsungはボディの開閉ができるようにヒンジ部分にわずかな隙間を設ける必要があると説明していますが、水滴型のヒンジは隙間をなくすことも可能でゴミやホコリの侵入も防ぐことが可能になります。
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