6月27日、Googleがウェブとアプリのアクティビティを自動で削除できる機能を公開した。
Googleはユーザーに利便性を提供するために、ChromeやGoogleマップなどGoogleサービスを利用した際の検索内容や位置情報、閲覧履歴などを保存しているが、きょう公開された新しい機能によって自動削除することが可能になった。
期間を指定してウェブとアプリのアクティビティを自動削除
Googleが「ウェブとアプリのアクティビティ」を保存することでユーザーが得られる利便性にはどんなものがあるだろうか。一部だが、Googleマップでは現在地近くのユーザーから収集したデータを元に渋滞など交通状況を把握して最適なルートを案内したり、Google検索で過去に収集したデータからワードや誤入力を補正する。当たり前になっているため、日ごろから便利だと思う機能ではないかもしれないが、無くなったときに便利だったな、と感じるような機能だ。
利便性が得られないのは困るが、すべてのデータを保存されるのは気持ちが悪いというユーザーは多いはず。そこで登場したのが今回の自動削除機能だ。
きょうからGoogleが保存している「ウェブとアプリのアクティビティ」について3ヶ月または18ヶ月より古いデータを自動削除できるようになった。例えば、ユーザーが3ヶ月を選択した場合は過去3ヶ月間のデータだけがGoogleに保存され、それ以前のデータは何もしなくても自動で削除される。
自動削除機能を利用するにはGoogleアカウントのアクティビティ管理にアクセスして「保存期間を選択」をタップして保存期間を3ヶ月または18ヶ月から選択して「次へ」をタップすると完了する。
なお、Googleが保存しているウェブとアプリのアクティビティには以下のようなものがある。
- 検索関連の情報
- Google サービス(マップなど)での検索内容やその他の操作内容
- 位置情報、言語、IP アドレス、参照 URL、ブラウザとアプリのどちらを使用しているか
- クリックした広告、広告主のサイトで購入したもの
- デバイス上の情報(最近使用したアプリ、検索した連絡先名など)
- 閲覧関連の情報
- 使用するサイトやアプリ
- Google サービスを使用しているサイトやアプリでのアクティビティ
- Chrome の閲覧履歴
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