フォートナイトが5年ぶりにGoogle Playストアでダウンロード可能に。米国のみ再開、日本は続報待ち

米国のGoogle Playストアで、人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite」が5年ぶりに再びダウンロードできるようになりました。

Epicはかつて、アプリ内購入の手数料——いわゆる“Google税”を回避するために独自の決済機能を導入。これがGoogle Playストア（およびApp Store）のルールに違反したとして、フォートナイトは両ストアから削除されました。

このEpicの捨て身の抗議はAppleやGoogleがプラットフォームとして持つ巨大な影響力への問題提起となり、アプリ市場のあり方をめぐる議論を一気に加速させました。

その後、訴訟に発展した両社ですが、Epicは2025年8月にGoogleとの裁判で完全勝利を宣言。先月、両社が裁判所に提出した和解案も公表されています。

まずは米国限定で復帰。日本での再開時期は未定

今回フォートナイトが米Google Playに復帰がしたのは、Googleが米国地方裁判所の仮処分命令に従ったためとEpicは説明しています。

ただし、日本を含む他地域では引き続きダウンロード不可。世界中に拡大するかは明らかになっておらず、Epicは続報を待つよう案内しています。

一方で、Epic Games Store経由でのダウンロードはこれまでどおり可能。さらに、来週全面施行となるスマホ新法により、iPhoneでもEpic Games Storeからフォートナイトを入手できるようになります。

EpicとGoogleの関係にも変化。SNS上では“和解ムード”に

EpicとGoogleの裁判自体は、現在、裁判所が提出された和解案を評価する段階で、両社の雰囲気も急速に和解モードになっています。

フォートナイトのPlayストア復帰をEpicのティム・スウィーニーCEOが報告すると、これまで裁判で対立してきたGoogleのAndroid幹部が相次いで祝福コメントを寄せました。

Fortnite is back on the Play Store! https://t.co/23S64nq47m

— Rick Osterloh (@rosterloh) December 11, 2025

フォートナイトは今年5月に米App Storeでも復帰しており、2025年のゲームダウンロード数では米国内2位にランクインするなど、人気の高さは健在。今回のGoogle Play復帰がグローバルに広がれば、再び勢いを取り戻すことになりそうです。