衝撃のニュースだ。Googleがウェアラブルデバイスを開発する「Fitbit」を買収したことを正式発表した。買収額は21億ドル(約2,270億円)
Wear OSの強化とMade by Googleのウェアラブルデバイス投入か
GoogleはFitbitを買収した目的についてWear OSの強化とMade by Googleのウェアラブルデバイスを市場に投入することと説明・示唆している。
Googleはスマートウォッチ向けのプラットフォームとしてWear OS(旧Android Wear)を2014年から提供しているが、PixelスマートフォンやChromebookなど自社製のハードウェアは販売していない。今回の買収によって長年発売が報じられている「Pixel Watch」の開発・販売に大きく近づいた。Googleが毎年10月に新製品の発表イベントを開催していることを考えると、来年の今ごろには手首のPixel Watchに向けて「OK Google」と話しているかもしれない。
調査会社のStrategy Analyticsの調査によれば、スマートウォッチ市場(2019年第2四半期)でトップを走るのは46.4%でApple。2位は15.9%のSamsung、3位が9.8%のFitbitでAppleの独走状態になっている。
Fitbitは前年同期で2位にランクインしていたもののAppleとSamsungにシェアを奪われて3位にダウン。スマートフォンと連携するスマートウォッチにおいて、自社でスマートフォンを開発できないことも関係しているのか苦しい状態になっていた。
Googleは買収の発表と共に、収集したヘルスデータとその理由を明らかにして個人情報を販売しないことを宣言。ヘルスデータはGoogleの広告にも利用せず、Fitbitユーザーにはデータの削除、移動、確認する選択肢を与えるなど、プライバシーについても厳重に保護することを宣言している。
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