10月1日、Googleが提供するナビ・乗換案内アプリ「Googleマップ」の新機能を発表した。新しい機能はGoogle PlayストアおよびApp Storeで配信されるアップデートを通じて今週中に提供される。
ワンタップで最適な通勤経路を表示する「通勤」タブ
現在のGoogleマップは画面下部に「周辺のスポット」「車」「公共交通機関」のタブが並んでいるが、新しいGoogleマップでは「車」が「通勤」に変更される。
新たに追加される「通勤」タブでは、最も早く職場にたどり着ける最適な通勤経路が確認できるほか、通勤経路のリアルタイムな混雑状況が表示される。さらに、Androidでは遅延が発生したときに通知が届くため、交通網の遅れに応じて早い時間に自宅を出発するということも可能になるようだ。
重要なのは画面下部に追加された通勤タブをタップするだけでこれらの情報にカンタンにアクセスできるということだ。通勤時間の遅れが与えるストレスは非常に強く、そんな時こそ必要な情報にたどり着くのに時間がかかってしまう。
車と公共交通機関の複合経路検索が可能に
Googleマップでは、徒歩・バス・電車を組み合わせた経路検索をサポートしている。例えば、自宅からバス停まで歩いてバスに乗り、バスを降りて駅まで歩いて、電車にスムーズに乗ることができた。
これからは徒歩・バス・電車・車を組み合わせた経路検索も可能になる。
例えば、旅行のときに自宅から駅近くの駐車場まで車を運転し、駐車場から駅まで歩いて電車に乗って旅行先まで行く、といった経路が一発で検索できるようになる。これまでのGoogleマップでは自宅から駅近くの駐車場までと、駐車場から旅行先までの経路は別で検索する必要があった。
電車・バスの現在地をリアルタイム表示
これまではGoogleマップや乗換検索アプリを使って最寄り駅に電車が到着する時間を調べて、駅までダッシュしていた人も多いはず。
新しいGoogleマップでは電車やバスの位置情報がリアルタイムに表示されるため、電車が遅延しているのであればゆっくり歩いて駅に向かうことができる。
時間どおりに電車やバスが来る日本でどれだけの効果があるかはわからないが、台風や人身事故などの悪天候で遅れが生じている場合は便利だろう。なお、シドニーでは電車やバスの混雑状況まで表示される。
アプリの切り替え不要。Googleマップ上で音楽操作が可能に
Googleマップでナビを見ながら音楽の操作を行いたい時はよくあることだが、アプリを切り替えたり、通知やコントロールセンターを開いて操作したりと手順が多くめんどくさい。そして危険だ。
新しいGoogleマップでは、ナビ画面でSpotifyやApple Music、Google Play Music上の曲およびポッドキャストが操作可能になる。なお、AndroidのGoogleマップでは、Spotify上のお気に入りの曲やアルバム、ポッドキャスト、プレイリストを操作できるそうだ。
コメントを残す