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グーグルがMVNOへの参入を認める、今後数ヶ月のうちに発表へ

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Yusuke Sakakura更新日:2015/03/03 9:00
グーグルがMVNOへの参入を認める、今後数ヶ月のうちに発表へ

Photo By Pittaya Sroilong

今年1月に2015年内にも提供されると報道されたことで大きな話題となったグーグルのMVNOへの参入ですが、Androidの責任者であるグーグルのスンダー・ピチャイ氏がこれを認めました。

グーグル、MVNOに参入。今後数ヶ月のうちに通信サービス発表へ

スンダー・ピチャイ氏は、スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congressに出席し、ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌の記者であるブラッド・ストーン氏のインタビューに応じました。

インタビューでは、ブラッド・ストーン氏が「MVNOについて何か話せることはあるか?」と聞くと、スンダー・ピチャイ氏は、グーグルが自らモバイル回線を発表するとの報道を認め、今後数ヶ月のうちに提供するとの方針を明らかにしました。

Stone: Can you tell us about the talks for a Google MVNO?

Pichai: The core of Android is an ecosystem approach with partners, we’ve always tried to push the boundary of what’s next, we do that with hardware and software today (Nexus). For you to drive the next gen, you need to drive both, that’s why we do Nexus devices.

(省略)

You’ll see some of our ideas come to fruit in the next few months.

引用元:Live from Sundar Pichai’s talk at Mobile World Congress – The Verge

グーグルの狙いはハードウェアとソフトウェア、インターネットへの接続性を加えて革新を起こすこと

グーグル自らがモバイル回線を提供することは、キャリアとの競合になることもあって、ストーン氏が「ベライゾンやAT&Tとの間に問題はないか」と聞くと、「米国のキャリアはAndroidのために最善を尽くしてくれている」とだけコメントしました。

また、報道ではグーグルが提供するモバイル回線は、低価格になるのではないかという情報もあったため、ストーン氏が質問すると「どちらか一方の原因で通話が途切れたら自動で再接続するような革新的なことをしたい」とコメント。

結局、価格については明らかにされたなかったものの、「Nexusのような小規模なものになる」「ハードウェアとソフトウェア、そこにインターネットへの接続性が加わえて考える段階に来ている」「接続性で壁を壊したい」などとコメントしたことから、安さを売りにして普及させるのではなく、OS、スマートフォン、インターネット全てをグーグルが手がけることで「革新性」を求める狙いがあるようです。

というわけで、詳細については語られず、ほんの一部の概要だけ語られることになりましたが、近いうちに詳細が発表されるようです。

グーグルは毎年、開発者向けのイベントとして「Google I/O」を開催しており、今年も5月28日〜29日の開催を予定しています。おそらく、詳細が語られるとすれば、その場になるはずです。

【2015/3/3 08:55 更新】

インタビュー後、多数の報道機関が数か月後の提供と報じたことに対して、スンダー・ピチャイ氏は、提供ではなく、発表ということを強調しました。それに伴い、タイトルおよび本文を訂正いたしました。お詫びして訂正いたします。

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