2016年に初代モデルが発売されたものの商業的にヒットしたとは言えなかったPixelスマートフォン
しかし、夜景撮影などで高い評価を得た上位モデルとほぼ同じカメラを備えながら低価格を実現した「Pixel 3a」シリーズが昨年登場。これによってPixelデバイスの売上が前年比で2倍になるなど成功を収めた。
新型モデルの登場を心待ちにしているユーザーも多いと思うが、実績のあるリーカーSteve H.McFlyによれば、Googleは「Pixel 4a」シリーズを用意しているそうだ。
シリーズ初のパンチホールディスプレイ採用?
91mobilesとSteve H.McFlyが「Pixel 4a」シリーズのレンダリング画像を公開している。
「Pixel 3a」シリーズは、上位モデルとして数ヶ月前に発売された「Pixel 3」シリーズのデザインやスペックを受け継いでいたが、「Pixel 4a」はデザインもスペックも上位モデルとは大きく異なるようだ。
記事によると「Pixel 4a」は、Pixelシリーズ初のパンチホールディスプレイ*を採用するとのこと。画面サイズは5.7インチまたは5.8インチで「Pixel 3a」よりもわずかに大きくなる。
パンチホールディスプレイ:フロントカメラいっぱいまで液晶または有機ELが伸びるデザイン
ボディサイズは144.2 x 69.5 x 8.2mm。上下のベゼル*が大幅に小さくなることで、縦方向がかなりコンパクトになるようだ。分厚い黒いフチがディスプレイを覆っているのは気になるが大幅な小型化は嬉しい。
- Pixel 3aのサイズ
- 151.3 mm x 70.1 mm x 8.2 mm
- Pixel 4aのサイズ
- 144.2 x 69.5 x 8.2mm?
なお、「Pixel 4」のより分厚いベゼルには、手の動きによって音楽をスキップしたり、アラームをオフにしたり、着信音をミュートにできるなど、手を触れずにスマホを操作できる「モーションセンス」に必要なレーダーチップが搭載されていたが、「Pixel 4a」のベゼルにはレーダーチップを搭載できるほどのスペースがなさそうだ。
ベゼル: ディスプレイ周りのフチ
マット仕上げの背面には「Pixel 4a」と同じデザインのカメラが確認できる。大きなポイントは2つのレンズを備えたデュアルカメラではなくシングルレンズになること。レンズが1つのため、格段にキレイなズーム撮影が可能な望遠レンズは利用できず、背景をぼかせるポートレートの質もPixel 4に劣ってしまう。
2つのレンズを搭載するとコストに大きく響くため、低価格帯のスマートフォンでは難しいのだろう。ただ、LEDフラッシュとわずか1つのレンズのために、黒い正方形の土台が用意されているのはなんとも不思議だ。
背面には指紋認証センサーも確認できる。3D顔認証に必要なセンサーが確認できないことからもわかるように「Pixel 4a」では、アクセスしにくい背面の指紋認証を利用することになるようだ。なお、ブサイクだった黒いフレームは引き継がれず、トップにはイヤホン端子とボトムにUSB Type-C端子、スピーカーが確認できる。
気になる「Pixel 4a」シリーズの発表時期だが、ここ数年は5月ごろに開催されている開発者向けのイベント「Google I/O」でお披露目されるのではないだろうか。
- シリーズ初のパンチホールディスプレイ
- 画面サイズ
- 5.7インチ または 5.8インチ
- ジェスチャー機能「モーションセンス」はなし?
- シングルカメラ
- イヤホン端子あり
- サイズ
- 144.2 x 69.5 x 8.2mm〜9mm
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