今年5月に発売された低価格スマートフォン「Pixel 3a」と「Pixel 3a XL」
フラグシップモデルのPixel 3シリーズは売れなかったが、Pixelシリーズ初の低価格モデルは2倍の売上をもたらしたようだ。
販売経路の拡大も
現地時間7月25日、Googleが2019年第2四半期の決算を発表した。クラウドやモバイル検索、YouTube事業が成長して事前予想を上回る389億4000万ドルの売上高と99億5000万ドルの純利益を記録した。
Pixelデバイスの売上については前年比で2倍になったことを報告。急激な売上の伸びについてサンダー・ピチャイCEOは、Pixel 3aシリーズの発売と米国内での販売経路が大幅に拡大したことが理由としている。
GoogleだけでなくAppleにも同様の事象が起きているようだ。AppleはiPhoneの販売台数を明らかにしていないが、米CIRPの調査によれば、2019年第3四半期で最も売れているiPhoneは、XSやXS Maxといった上位モデルではなく低価格のXRで、全体の48%ものシェアを占めている。
低価格版のPixelは今年初めて登場した新しいシリーズで昨年は存在しなかったこと、昨年はPixel 2シリーズの発売から半年が経過していることは考慮しなければいけないが、販売不振が報じられていたPixelシリーズの売上2倍アップは明るいニュース。来年も低価格シリーズが発売されるのではないだろうか。
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