データ通信量が1GB未満なら0円で使える楽天モバイル。サービス開始当初はiPhoneを正式サポートしておらず、一部機能は利用できませんでしたが、2021年にiPhoneの販売開始したことで「楽天回線対応製品」としてすべての機能を使えるようになりました。
一方、iPadについては楽天回線対応製品ではなくAPN自動設定は利用できません。
この記事では楽天モバイルでiPhoneとiPadを使う方法、使うために必要な設定方法を解説します。
目次
楽天モバイルでiPhone|iPadを使う際の注意事項
楽天モバイルでスマートフォンやタブレットを利用する前に「楽天回線対応製品」であるかを確認する必要があります。
楽天回線対応製品は、接続性検証の確認が取れている製品。楽天回線対応製品以外は、動作保証外となるため、通信機能等が利用できる場合でもOSアップデートによって、一部機能が利用できなくなる場合があります。
なお、iPhone 6以前の機種は楽天回線対応製品ではなく、iPadは1つも楽天回線対応製品に該当していません。
対応機種一覧
楽天モバイルまたは他社で購入した製品を、楽天回線で利用できる対応製品をまとめました。
楽天回線対応製品であっても端末の仕様等によって対応機能が異なる場合があります。
データ通信 | 音声通話 | テザリング | SIMタイプ | その他 | |
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iPhone 13シリーズ | 4G|5G | ○ | ○ |
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iPhone 12シリーズ | 4G|5G | ○ | ○ |
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iPhone SE(第2世代) | 4G | ○ | ○ |
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iPhone 11シリーズ | 4G | ○ | ○ |
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iPhone XS|XS Max | 4G | ○ | ○ |
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iPhone XR | 4G | ○ | ○ |
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iPhone X | 4G | ○ | ○ |
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iPhone 8|8 Plus | 4G | ○ | ○ |
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iPhone 7|7 Plus | 4G | ○ | ○ |
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iPhone SE | 4G | ○ | ○ |
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iPhone 6s|6s Plus | 4G | ○ | ○ |
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iPhone|iPadを楽天モバイルで使用するための設定方法
iPhone|iPadを楽天モバイルで使用するための設定方法は以下のとおりです。なお、楽天モバイルを申し込んだ後の手順をまとめています。
OSを最新版にアップデートする
iOSを最新版にアップデートしていない場合は以下の手順を参考にアップデートしてください。
- STEP 1
設定画面を表示
設定画面を表示して「一般」に進んで、「ソフトウェア・アップデート」を選択します
- STEP 2
アップデートのダウンロード
最新版のiOSが配信されている場合は「ダウンロードとインストール」が表示されるので、タップ後パスコードを入力します
- STEP 3
規約に同意してインストール
パスコードの入力後、利用規約に同意すると(表示されない場合もあります)、最新版iOSのダウンロードがスタートします。ダウンロード完了後に表示される「インストール」をタップすると、iPhoneが何度か再起動しながらアップデートが完了します
MNPの開通手続き
楽天モバイルをMNPで契約した場合は開通手続きが必要になります。新規契約の場合は必要ありません。
なお、開通手続きは9時から21時に申し込みした場合は当日中に完了しますが、それ以外の時間帯で申し込みした場合は翌日9時以降に完了します。
- STEP 2
開通手続き
該当の申し込み番号をタップして「MNP転入する」ボタンをタップしましょう
APN構成プロファイルを削除する
現在利用しているiPhoneにAPN構成プロファイルがインストールされている場合は以下の手順を参考に削除してください。
APN構成プロファイルはiPhoneがどこに接続するのかがまとめられているもので、他社のプロファイルがインストールされていると、楽天モバイルのSIMカードやeSIMをダウンロードしても楽天モバイルにつながりません。
- STEP 1
設定画面を表示
設定画面を開いて「一般」に進みます
- STEP 2
APN構成プロファイルを選択
「VPNとデバイス管理」に進んで“構成プロファイル”に表示されているプロファイルに進みます
- STEP 3
APN構成プロファイルを削除
「プロファイルを削除」をタップしてパスコードを入力します
eSIMで利用する
楽天モバイルでは物理的なSIMカードを必要とせず、画面を操作するだけでSIMを追加したり入れ替えできるeSIMに対応しています。
eSIMに対応したiPhoneでは物理的なSIMカードとeSIMの両方を使用できるので、例えば、メインはドコモ回線を利用してデータ容量が足りなくなったら楽天モバイルのeSIMを利用するといったことも可能です。
対応エリアが他の主要3キャリアに比べて狭い楽天モバイルはサブ回線向きなのでeSIMでの利用をおすすめします。KDDIのpovoやソフトバンクのLINEMOのeSIMはハードルが高いのでオススメしませんが、いち早く提供を開始した楽天モバイルのeSIMは24時間再発行が可能。eSIMの再発行にあたって電話やチャットサポートも必要なく非常に使いやすいです。
SIMカード利用する場合はこちらから手順を確認してください。
eSIMを発行する
手元にeSIMのQRコードがない場合はmy楽天モバイルからeSIMの再発行が必要になります。再発行は何度でも無料です。手元にQRコードがある場合はこちらから設定を進めてください。
- STEP 2
eSIM交換を申請する
画面を下にスクロールして“各種手続き”の「SIM交換を申請する」をタップして、交換・再発行の理由を「その他」を選択。SIMタイプで「eSIM」を選択後「交換・再発行を申請する」ボタンをタップします
eSIMを登録する
- STEP 2
eSIM登録用のQRコードを取得
「eSIM開通用のQRコードを表示する」ボタンをタップしてeSIM登録用のQRコードを表示します。「開通手続きをする」ボタンが表示される場合はQRコードをスキャンする必要なく進められます
- STEP 3
eSIM用のQRコードをスキャン
eSIM登録用のQRコードをiPhoneの標準カメラアプリを使ってスキャンします
- STEP 4
eSIMを登録する
「モバイル通信プラン」のラベルをタップして「続ける」ボタンをタップします
SIMカードで利用する
上記の写真のようにSIMピンを使ってカードスロットを引き出した後、楽天モバイルのSIMカードを挿入します。
iPhoneの場合はAPNの自動設定に対応しているため、キャリアアップデートに進みましょう。APNの自動設定に対応していないiPadの場合は、こちらの手順を参考にAPNを設定してください。
必須:iPadでAPNを手動設定する
iPadの場合はAPNの自動設定に対応していないため、手動でAPNを設定する必要があります。以下の手順に従ってAPNを設定すると、インターネット共有(テザリング)が使えるようになります。
- 1. 設定画面を表示して「モバイル通信」を選択
- 2. 「APN設定」をタップしてモバイルデータ通信とインターネット共有に「rakuten.jp」を入力して画面左上の「<」をタップして設定完了
キャリアアップデートする
楽天モバイルの開通手続き後にキャリアアップデートが必要な場合があります。必ずアップデートしておきましょう。なお、「今はしない」を選択した場合は以下の手順を参考にキャリアアップデートしてください。
- STEP 1
設定画面を表示
設定画面を開いて「一般」に進みます
- STEP 2
キャリアアップデートを実施
「情報」に進むとキャリアアップデートのポップアップが表示されるので「アップデート」をタップしましょう