
AppleがiPhone 16シリーズの最新モデル「iPhone 16e」を発表しました。
旧デザインに最新チップを搭載するSEシリーズの方針を引き継いでいるものの、価格は99,800円に設定されています。予約は21日22時から開始、28日に発売されます。
最も安く購入できるiPhone 16シリーズとなった16eですが、MagSafeやシネマティックモードに非対応など、足りないものがあまりにも多いので、この記事でまとめておきます。
MagSafe非対応

iPhone 12シリーズ以降のモデルは、すべてMagSafeに対応していますが、iPhone 16eはMagSafeに対応していません。
ワイヤレス充電には対応しているものの、Qi2ではなく最大7.5W出力に留まるため、充電には多くの時間がかかります。
また、MagSafeを活用したスマホリングやウォレットケースなど、MagSafeアクセサリも使用できません。
A18、でもGPUは4コア
iPhone 16eは、最新の18チップを搭載しています。
これにより、Apple Intelligenceにも対応しましたが、GPUのコア数はiPhione 16に比べて1つ少ない4コアです。
同じA18チップ搭載でも、iPhone 16に比べてグラフィック性能が劣ることになります。価格を下げるために必要なスペックダウンだったのかもしれません。
カメラコントロール
iPhone 16eにはカメラコントロールがありません。
絞りやスタイル、トーンを調整するために、カメラコントロールを使用することはまったくありませんが、スリープ状態からカメラを起動するためのボタンとしてはよく利用しています。

iPhone 16eは、Apple Intelligenceのビジュアルインテリジェンスにも対応していますが、カメラコントロールを長押しして起動することはできません。
ビジュアルインテリジェンスは、目の前にあるものを調べたいときに起動すると、カメラで捉えた映像と似たものをGoogleで検索したり、ChatGPTに部屋のレイアウトを考えてもらうこともできます。
カメラ
シングルカメラのため、カメラ機能は使えない機能が多く存在します。
- フォーカス機能と被写界深度コントロールが使える次世代のポートレート
- マクロ撮影
- 空間写真と空間ビデオ
- シネマティックモード
- アクションモード
- ビデオのセンサーシフト光学式手ぶれ補正
- 最新世代のフォトグラフスタイル
レンズが1つしかないため、超広角やマクロ撮影、空間写真とビデオも撮影できません。一眼レフのように背景をぼかせる人気のシネマティックモードにも非対応です。
また、撮影後にボケ具合を調整することはできますが、被写体をタップしてフォーカスを合わせる次世代のポートレートも利用できません。ビデオのセンサーシフト光学手ぶれ補正に対応していないため、動画撮影時はブレやすく、しっかり固定して撮影する必要があります。
撮影したすべての画像の色合いを変更できる最新世代のフォトグラフスタイルにも非対応です。フィルターのような古いフォトグラフスタイルは利用できます。

その他
超広帯域チップがないため、HomePodにiPhoneをタッチして音楽を転送したり、Car Keyによる車の施錠開錠などが利用できません。
ディスプレイは、キズや割れから守る強化ガラスは最新ではないCeramic Shieldです。最小輝度1ニトに対応していないため、寝る前や途中で目が覚めるなどして、暗いなかでスマホを触るときはディスプレイが眩しくなります。
Wi-Fiは超高速かつ安定性の高い通信が可能な7ではなく6です。
新しい前面デザインのダイナミックアイランドもなし。バッテリー残量が低下したときのアラートは、オーバーレイで表示され、画面をタップするまでアラートが消えません。

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