
iPhone 16ファミリーに加わる最新モデル「iPhone 16e」がいよいよ発売されます。
iPhone史上最も電力効率の高いモデム「C1」と、大容量バッテリーに最適化された内部設計により、6.1インチのiPhoneとして、かつてないレベルのバッテリー駆動時間を実現しています。
Appleは例によって、バッテリー容量を公表していませんが、発売前に公開された数々のレビューによって、約4,000mAhのバッテリーを搭載していることが明らかになりました。
UPDATE:2025/03/02 20:15iPhone 16eの発売後、本体の分解によってバッテリー容量が4,005mAhであることが明らかになりました。これによりバッテリー容量を3,961mAhから変更しています。
iPhone 16eのバッテリー容量は4,005 mAh
Dave2Dによると、iPhone 16eのバッテリー容量は4,005mAhとのこと。
これは同じ6.1インチのiPhone 16 / 15はもちろん、ベースになったと考えられるiPhone 14、わずかに大きい6.3インチのiPhone 16 Proをも大きく上回る容量です。
- iPhone 16e: 4,005 mAh
- iPhone 16: 3,561 mAh
- iPhone 16 Plus:4,674 mAh
- iPhone 16 Pro:3,582 mAh
- iPhone 16 Pro Max:4,685 mAh
さらに、Wi-Fi接続時にRedditを連続的に読み込むテストでは、11時間以下だった他の6.1インチモデルを超えるだけでなく、iPhone 15 Pro Maxを上回る12時間54分を記録しています。
一方、C1の高い電力効率を考慮したTom’s Guideのバッテリーテストでは、iPhone 16eは平均12時間41分、iPhone 16は平均12時間43分という結果に。最高記録でもiPhone 16が約30分上回っています。
ちなみに、このバッテリーテストは、画面の明るさを統一し、セルラー接続時にウェブサーフィンをシミュレートするスクリプトをバッテリーが切れるまで実行するというものです。
大容量バッテリーに最適化された内部設計はiPhone 17 Airにも応用される?
実際の利用とはかけ離れた使い方になるバッテリーテストは矛盾した結果になったものの、iPhone 16eを1週間使用したDave2DのDave Leeは、「信じられないほどバッテリーが長持ちし、同じクラスのどのiPhoneよりも優れている」と評価。
WIREDもiPhone 16eの最高の機能にバッテリーを挙げています。具体的には、平均的な使い方で就寝時にいつも50%前後を記録していたとのこと。ヘビーな使い方でも素晴らしい結果と評価し、外出時にバッテリー残量の心配がなくなるには十分な結果で、iPhone 16よりも電池持が良かったと報告しています。
The Vergeも外出してナビ機能の多用やポッドキャストのストリーミング、接続テスト、YouTubeで動画視聴を行うといった使い方で、画面の点灯時間は約5時間に到達していたものの、41%までしか減っていなかったとレポートし、ほとんどの人は1日快適に過ごせると評価しています。
Dave Leeは、iPhone 16eの大容量バッテリーについてMagSafeの廃止が影響している可能性を指摘しています。MagSafeは本体背面にコイルを搭載する必要があるため、そのスペースを削減することで、大容量バッテリーを搭載できたのではないかという考察です。
ただし、MagSafeのマグネットは非常に薄いことから、大容量バッテリーに最適化された内部設計の正体はそれだけでなく、他の要因もあると考えられます。
この新しい内部設計は今年秋の発売が予想される超薄型のiPhone 17 Airにも応用されるかもしれません。もちろん、何か大きな問題がなければ、今年秋に発売されるiPhone 17シリーズにもC1が搭載されるでしょう。

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