日本時間6月4日から開幕する開発者向けのイベント「WWDC 2019」で先行発表される可能性の高い「iOS 13」のスクリーンショットが流出し、ダークモードなど追加される新機能や変更点が明らかになった。
新機能「ダークモード」の一部詳細が判明
「iOS 13」のスクリーンショットを公開したのは9to5Mac。入手元は明らかにされていない。
目玉となる「ダークモード」は、背景などインターフェースが明るい色から暗い色に変更されることで、目とバッテリーに優しい効果のある機能。これまでの噂どおり設定アプリまたはコントロールセンターからオンにできるそうだ。
ダークモードをオンにした状態でミュージックアプリを起動すると、背景が白から真っ黒、文字が黒から白色に、メニューバーやコントロールバーは透過グレーに変化する。ホーム画面の変化は小さく、最大4つのアプリを常時表示できる「Dock」のみが暗い背景になるという。ダークモードに効果的な新しい壁紙が追加される可能性もあると9to5Macは予想する。正式版では背景も自動で切り替わるかもしれない。
スクリーンショットを撮影した後に表示されるマークアップ(編集機能)にもダークモードは反映される。スクショに文字入れできるツールが増え、各アイコンのデザインも変更されるようだ。その影響で左下に表示されていた共有ボタンは右上に移動する。なお、iPadではツールをドラッグして移動できるという。
Just look at the annotation tool UI compared to the iOS 12 version. Night and day visual improvement. pic.twitter.com/U9CIqh1HTO
— Benjamin Mayo (@bzamayo) 2019年5月28日
また、現在のiOSでは背景がグレーに塗りつぶされているが、「iOS 13」ではスクショした画像にぼかし加工をかけたものに変更される。
「リマインダー」アプリはデザイン刷新
「リマインダー」アプリは大幅にデザインが変更され、iPadでは左のメニューバーにToday/Scheduled/All/Flaggedの4つのセクションと、その下にマイリストが表示される。おそらくセクションを選ぶと右側のウィンドウに登録したリマインダーが表示されるのだろう。
また、アプリのフォントには、iOS 12.2以降の「ウォレット」アプリと同じように”SF UI Rounded”が採用されているとのこと。
新アプリ「Find My」のアイコンが明らかに
現在のiOSでは「友達を探す」アプリと「iPhoneを探す」アプリは別になっているが「iOS 13」では2つのアプリが「Find My」アプリに統合される可能性が高い。
アプリを起動すると、家族や友だちがリスト形式で表示され、別のタブにユーザーが所有するApple製品がコーナーに配置される小さなウィンドウに表示され、マップが全画面で表示されるそうだ。このマップにもダークモードが反映されるという。
冒頭で書いたようにAppleは日本時間6月4日午前2時から開発者向けのイベント「WWDC 2019」を開催し、その場で「iOS 13」などの次期OSを先行発表する可能性が高い。
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