Appleが現地時間6月6日から5日間にわたって開発者向けのビッグイベントWWDC 2022を開催します。
昨年、ワクチンの接種が可能になったことで、アメリカではあらゆる行動制限が緩和されました。NBAではほぼ毎日アリーナに数万人の観客が押し寄せ、マスクの着用有無に関わらず大歓声を送っていますが、WWDCは今年もオンラインでの開催が決定しました。
わずかな進歩として最大収容人数1500人のスティーブ・ジョブズシアターにて、人数限定で学生と開発者が一緒に基調講演を見られるイベントが開催されます。
この基調講演では、今年秋に公開されるiPhoneやiPad、Mac、Apple Watchなど、人気デバイス向けに公開される最新ソフトウェアの発表が予告されています。
最も注目が集まるiOSでは、通知の要約機能や状況別に通知を管理できる集中モードの追加などが追加された昨年に引き続き、iOS 16では、通知機能が大幅アップデートされるようです。
iOS 16に新しい健康トラッキング機能を追加
未発表のApple製品に関して信ぴょう性の高い情報を伝えているBloombergのMark Gurman記者は週次のニュースレターPower Onにて、WWDC 2022に関する最新情報を伝えています。
イベントの主役となるソフトウェアでは、コードネーム“Sydney“のiOS 16では、通知のアップデートや新しい健康トラッキング機能など、かなり大規模な機能強化が期待できると伝えています。
見た目の変化については、2013年にリリースされたiOS 7でフラットデザインを導入してから大規模なデザインアップデートは実施されておらず、残念ながら今年も見た目の変化は期待できないとのこと。
ただし、iPadOSについては、マルチタスキング機能のインターフェースが刷新される可能性があるようです。とりあえずSafariのアドレスバーなどと干渉しまくる画面上部に表示される画面分割およびマルチタスキング関連のボタンはiOS 16を待たずとして即改善すべきでしょう。
ベータ版からは、ARとVRを融合したMRヘッドセットとiPhoneの連携機能も発見されたことから、iOS 16のアップデートがサイクルが終わる2023年秋までにMRヘッドセットが登場する可能性があるのではないかとも指摘しています。
耐久性の高いまったく新しいモデルの登場が噂されているApple Watchについては、消費カロリーなど運動を記録するアクティビティ機能と健康トラッキング機能が大幅に強化される可能性があるとのこと。
今後数ヶ月以内に新型Macが2台登場か
そして、毎年注目される新製品の発表ですが、Appleは今後数ヶ月以内に新しいMacを発売する準備をしており、Mark Gurmanは発表の場としてWWDCが最適だと主張しています。
登場するモデルは明言していませんが、今年中期または後期の序盤に2台のMacが登場する見込みで、そのうち1つはMacBook Airの可能性が高いとのこと。しかしながらWWDCでの新製品発表は毎年報じられながらも期待を裏切っているので話半分に来ておくべきでしょう。
個人的に疑問なのはMac Studioを3月に発表しておきながらMacBook Airが6月に発表されるのかという点。どちらかと言えば開発者向けのモデルこそMac Studioで、MacBook Airが汎用性の高いモデルであることを考えると、発表の順番は逆のような気がします。
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