9月に発売された「iPhone 6s / 6s Plus」はたった3日間で1,300万台の販売を記録しました。
3年前に発売されたiPhone 5の500万台からiPhone 5s / 5cで一気に900万台まで販売台数を伸ばし、大画面化を進めたiPhone 6 / 6 Plusでは1,000万台を記録したことから「今年はあまり伸びないのでは?」との見方もありましたが、中国での発売を早めたこともあって史上最高の販売台数に。
そんなiPhone 6sの最大の進化点は「3D Touch」と呼ばれる感圧式のタッチパネルを搭載したことですが、iPhone 6sを手にした人が最初に驚いたのは第2世代の「Touch ID」を搭載したことによる指紋認証の速さと精度の高さではないでしょうか。
ロック画面がほぼ見えないほど高速な指紋認証とお伝えしましたが、先月リリースされたばかりの「iOS 9.1」において指紋認証が遅くなる、認証されないとの報告があがっているようです。
「iOS 9.1」で指紋認証に不具合発生か
AppleInsiderによると、アップルが公開しているサポートコミュニティにて「iOS 9.1」にアップデート後、指紋認証が完了するまでの時間がかかったり、認証に失敗する、全く認証されないことがあるとの報告がいくつかあがっているとのこと。
Judging from the multitude of entries on Apple’s Support Communities forum, more than a few device owners have experienced iOS 9.1 Touch ID issues since the update was released two weeks ago.
Affected users report unreliable Touch ID fingerprint recognition, slow response times and in some cases a complete failure to activate.
引用元:Apple again breaks Touch ID for some iPhone and iPad users with iOS 9.1
実際にあがっている報告の内容を確認したところ、爆速となったiPhone 6s / 6s Plusだけでなく、iPhone 5sやiPhone 6など指紋認証を搭載したほとんどのiPhoneで不具合が報告されています。
初期状態までリセットしたあと、バックアップデータから復元することで一時的に治るとされていますが、根本的な対処方法はありません。
なお、前バージョンの「iOS 9.0.2」へのダウングレードはアップルが同バージョンの認証を打ち切ったために戻すことはできず、すでに「iOS 9.1」にアップデートした場合は最新版のアップデートが配信されるまで待つしかありません。
iPhone 6sの指紋認証があまりにも速すぎてロック画面が確認できず、通知の確認や新機能の「LivePhoto」も利用できないほどだったため「iOS 9.1」でなんらかの対応を行ったとすれば、それが不具合の原因なのでしょうか。
アップルは開発者に対して次期バージョンの「iOS 9.2」(ベータ版)を提供しており、今後アップデートのサイクルを早めると度々噂されています。
指紋認証の利用機会は非常に多く、ほとんどのiPhoneで事象が確認されていることから、影響範囲は狭くないため、早急な改善版のアップデート配信に期待したいです。
iOS 9.1にアップデートしてから指紋認証の調子はどう?
— xeno (@xeno_twit) 2015, 11月 6
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