来年発売のiPhone 14シリーズでは、コンパクトサイズのminiモデルを販売不振を理由に廃止され、Pro Maxと同じ6.7インチの巨大なディスプレイを搭載しながら手頃な価格で購入できる仮称:iPhone 14 Maxが追加されると噂されています。
iPhone 13|13 Proに限定されている「アダプティブリフレッシュディスプレイ」が、iPhone 14|14 Maxにも搭載されるとの報道もありますが、最新情報によればiPhone 14には搭載されず、iPhone 14 Maxはまだ決めかねているようです。
アダプティブリフレッシュディスプレイは、1秒間に10〜120回画面を書き換えることで、消費電力を抑えながらヌルヌルとなめらかに映像やアニメーションを表示する技術です。
- 通常モデル
- iPhone 14:6.1インチ
- iPhone 14 Max:6.7インチ
- Proモデル
- iPhone 14 Pro:6.1インチ
- iPhone 14 Pro Max:6.7インチ
iPhone 14 Maxの高リフレ対応はLG次第か
韓国のThe Elecは、iPhone 14シリーズのうち下位ラインナップの6.1インチモデルーーiPhone 14に通常の有機ELディスプレイの搭載が決まったと報じています。
一方で下位ラインナップの6.7インチモデルーーiPhone 14 Maxは現在も検討が続いているとのこと。検討が続いている理由は製造技術と単価にあるようです。
高い製造技術が必要なアダプティブリフレッシュディスプレイは、Galaxyで採用実績のあるサムスンが独占。LGディスプレイは来年の供給を目指し、BOEが供給できるのは2023年以降です。
原価を下げたいAppleとしては、高額なサムスンの有機ELを販売価格の安いiPhone 14 Maxに搭載するわけにはいかないということでしょう。iPhone 14 Maxにアダプティブリフレッシュディスプレイが搭載されるかどうかはLGディスプレイ次第となりそうです。
なお、iPhone向け有機ELの供給量はBOEが今年の1500万台前後から4000万〜5000万台に爆増するのに対して、サムスンとLGディスプレイの供給量は小幅なアップに留まることから2社のシェアが減少すると報じられています。
LGディスプレイがアダプティブリフレッシュディスプレイの製造に成功すれば、BOEが担当する供給量を奪い取ることができますが、さてどうなるでしょうか。
コメントを残す