発表まで残り1週間となった新型iPhone(仮称:iPhone 14)の上位モデルには、いくつかの大きなアップデートが噂されています。
見た目上での大きな変更の1つがノッチの廃止です。iPhone Xで登場して以来、多くの批判を浴びてきましたが、今年ようやく廃止になるようです。
ノッチ廃止後は正円と横長の穴を2つに並べたパンチホール+ピルに置き換わる見込み。画面の表示領域が増えるメリットがある一方で違和感を覚えるかもしれません。この違和感をなるべく小さくするために、Appleは2つの穴をソフトウェアで1つの穴に加工するようです。
何のためのノッチ廃止?
MacRumorsに匿名で寄せられたタレコミとWeiboに投稿された情報によると、iPhoneのディスプレイが表示状態になっている時は物理的に別れている2つの穴を1つの穴に見えるようにソフトウェアで処理するとのこと。
この1つの穴に見えるように黒く塗りつぶされた領域は拡大することもあるようです。
情報源に信ぴょう性がないことから無視していましたが、多数の実績があるBloombergのMark Gurmanは、穴が2つに分離されていると使用中に違和感を覚えるとして、この情報が事実であるとフォローしています。
This is true. It looks like one wide pill shaped cutout. Having that separation would look odd during use. https://t.co/SrAtYQsENx
— Mark Gurman (@markgurman) August 31, 2022
個人的にはパンチホール+ピルの採用は、iPhone 13でノッチを小型化したように表示領域を少しでも拡大するための変更と思っていましたが、Apple自ら表示領域を狭めるのであれば、何のための変更なのかよくわからなくなりました。少しでもデザインに変化をつけたかったのでしょうか。
9to5Macが得た情報によると、この黒く塗りつぶされた領域には、マイクやカメラが使用されていることをユーザーに通知するドットが表示されるそうです。
盗撮や盗聴を防ぐためのドット表示は現在のiPhoneにもある仕様ですが、マイクの使用中であることを知らせるオレンジのドットとカメラの使用中であることを知らせる緑のドットを2つ同時に表示することはできません。iPhone 14 Proeでは、同時表示が可能になるようです。
Appleのことなのでそれだけでは終わらないでしょう。カメラアプリのデザインを変更して、現在ノッチのすぐ下に表示されているアイコンを塗りつぶした領域に移設することでプレビューの領域を広げる可能性もあるようです。
1つの横に長い大きな穴になっても、分離された穴になっても、5年も続いて見慣れたノッチからの変更に違和感を覚えることは間違いなく多くの批判も出ますが、機能性・利便性を持たせるのであれば別の話です。
見た目を重視(?)するのであれば、価格の安い通常モデルを選択することもできます。冒頭で書いたとおりノッチが廃止されるのは上位モデルのみで、通常モデルのiPhone 14およびiPhone 14 Maxではこれまで通りノッチを採用すると噂されています。
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