iPhone 15シリーズ、新方式採用でバッテリー大容量化?
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

今年秋にAppleが発売する新型iPhone(仮称:iPhone 15)では、バッテリーの大容量化が噂されています。
本体の大型化が噂されていないにも関わらず、4機種すべてにおいてバッテリー容量の増加率+10%以上というレポートの信ぴょう性には疑問しかなく、報じた本人も確固たる自信がないことを明かしていました。
もしかすると、バッテリーの大容量化は物理的なサイズアップを必要としない新技術によって実現するのかもしれません。
積層型バッテリー採用で大容量化を実現?
過去の実績が確認できないリーカーRGcloudSは、SamsungがGalaxy S24シリーズの上位モデル2機種または1機種に、AppleがiPhone 15シリーズすべての機種に積層型バッテリーを採用するとレポートしています。
また、Galaxy S24 Ultraは、冷却ジェルを用いた異なる積層型を採用することによって、急速充電の最大出力を45Wから65Wにアップさせ、安定性を確保。iPhoneについては有線で20W台→40W出力、MagSafeで15W→20W出力に向上することを示唆していますが、iPhone 15シリーズで実現するのかは不明とのこと。
スマートフォンで採用されているリチウムイオン電池には、いくつかの製造方法が存在しています。
1つは正極・セパレータ・負極を交互に重ねて巻き取る巻回型、もう1つはジグザグのセパレータに正極と負極を交互に差し込む積層型です。
これまでSamsung SDIは巻回型を採用していたものの、今後は同社と中国の企業2社と共同で開発を行った積層型バッテリーをスマートフォンやタブレット、ノートPCなどに採用していくとThe Elecが今年4月に報じています。
巻回型に比べて積層型のバッテリーはエネルギー密度を10%以上も向上させることができるそうです。
これにより、iPhone 15シリーズ全機種で10%以上のバッテリー容量アップの話も信ぴょう性は多少増すことになります。仮に噂が実現した場合はiPhoneだけでなく、iPadやMacといったバッテリーを搭載するAppleデバイスにも同様の進化が期待できるでしょう。
ただし、過去に実績のある人物からの情報があるまでは話半分で聞いておいた方が良さそうです。
1/3Stacked battery is on track, but limited
Most likely only for 24U & 24+or just 24U
meanwhile,apple used it on entire iP15 lineup
24U & 24+ have "rated" 5000 MaH
But 24U stacked structure is differentto make it cooler, they applied cooling gel. for 65W & stability https://t.co/8khM2oAToc
— RGcloudS (@RGcloudS) July 12, 2023