iPhone Foldは40万円でも争奪戦に?iPhone Xのような発売遅れ・品薄の可能性
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

iPhone Xは、初代iPhoneから10年の節目に登場し、Appleが“スマートフォンの未来”として打ち出した象徴的なモデルでした。
iPhoneとして初めてオールスクリーンのデザインを採用し、ノッチやFace ID、TrueDepthカメラシステムを導入。ホームボタンを廃止するなど、iPhoneの方向性を大きく変えた1台でした。
一方で、製造難易度は高く、2017年第3四半期の組み立て出荷台数は100万台未満だったと推定されています。
2026年秋に登場すると噂される折りたたみiPhoneも、これに近い立ち上がりになる可能性があるようです。
初期在庫は発売に間に合わない?
Apple関連のサプライチェーンに詳しいMing-Chi Kuoは、折りたたみiPhoneの出荷台数について、2026年下半期全体で700万〜800万台になるとの見方を示しています。
このうち2026年第3四半期の出荷台数は50万〜100万台程度で、下半期全体の約1割にとどまる見込みです。
— 郭明錤|Ming-Chi Kuo (@mingchikuo) July 5, 2026
一方で、同時期に投入されるとみられるiPhone 18 Pro / iPhone 18 Pro Maxの2026年第3四半期における出荷台数は、合計2,000万〜2,200万台規模になるとされています。折りたたみiPhoneを大きく上回っており、Proモデルについては正式発売に必要な在庫水準に達しているとみられます。
Kuoはこうした在庫状況から、折りたたみiPhoneはiPhone 18 Proシリーズと同時に発表されるものの、予約受付と発売日は2026年第4四半期まで後ろ倒しになる可能性があると指摘しています。
iPhone Xも2017年9月12日にiPhone 8 / iPhone 8 Plusと同時に発表されましたが、予約受付は10月27日、発売は11月3日でした。iPhone 8シリーズが9月15日に予約開始、9月22日に発売されたことを考えると、かなり遅れての登場でした。
折りたたみiPhoneも、発表は同時でも、実際に購入できるタイミングは少し先になるかもしれません。
年末まで品薄が続く可能性も
ただし、折りたたみiPhoneとiPhone Xでは、想定される販売価格が大きく異なります。
iPhone Xの米国価格は999ドルからでした。一方で、折りたたみiPhoneは2,300〜2,500ドル前後になると予想されています。単純に日本円へ換算すると40万円前後です。
価格差を考えれば、初期出荷が100万台前後でも十分に見えるかもしれません。
しかしKuoは、折りたたみiPhoneの初期需要は強い状態が続き、2026年末まで入手しにくい状況が続く可能性があるとみています。
予約開始直後に完売し、配送までの待ち時間が4〜6週間、あるいはそれ以上に伸びる可能性もあるとのことです。
品薄になれば、転売価格の上乗せも起きやすくなります。Kuoは、初期供給の少なさ、ひと目で新型とわかるデザイン、折りたたみ式ならではの新しい体験が、短期的な転売価格を押し上げる要因になると指摘しています。
40万円前後のスマートフォンが何カ月も手に入りにくい状態になるというのは、なかなか想像しにくいところです。それでも、価格だけでは測れない需要が生まれる可能性があるのも事実。折りたたみiPhoneは、そうした存在になれるのでしょうか。





















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