昨年発売された「iPhone X」の販売価格はすべてのモデルが10万円を超えた。高すぎる販売価格が販売低迷の原因になっているとの指摘もあるが、Appleは今年の秋も強気の価格設定で新型iPhoneを発売するかもしれない。
なかでもフラグシップモデルの「iPhone X Plus」は12万円以上になる可能性があるようだ。
iPhone X Plus、販売価格は12万円〜14万円に?
Business Insiderが伝えたUBSのアナリストであるSteven MilunovichとBenjamin Wilsonのレポートでは今年秋に発売されるiPhone Xのフラグシップモデルの販売価格が1,100ドルと予測されている。
1,100ドルを日本円に直すと約111,700円となるが、iPhone Xの日本での販売価格は1ドル113円で算出されているため1,100ドルは124,300円となる。おそらくこれは最も少ない容量を選んだ時の価格であり、最大容量を選べば14万円になる可能性もある。ここまで高額になれば新型iPhoneにどれだけ魅力を感じても購入を断念する人は少なくないだろう。
Appleは今年秋にiPhone X(2018)/iPhone X Plus/液晶を搭載する低価格モデルの3機種を発売すると噂されている。アナリストが値上げに言及しているフラグシップモデルとは「iPhone X Plus」のことだ。
3機種の新型iPhoneの発売が噂される Photo by Benjamin Geskin
「iPhone X Plus」は、6.5インチの巨大な有機ELを搭載するが、ディスプレイ周りのフチを削ったベゼルレスデザインを採用することでiPhone 8 Plusとほぼ同じサイズになるという。ディスプレイの解像度は1,242×2,688ピクセルでランドスケープモードもサポートする。SIMカードを2枚挿入できる「デュアルSIM」に対応する可能性もある。バッテリーは内部構造の改善によって過去最大の容量になるようだ。
なお、2人のアナリストは新型iPhoneの発売と共にAppleがiPhone SEの販売価格を350ドルから300ドルに値下げする可能性も伝えている。値下げは歓迎したいところだが、アナリストは新型の「iPhone SE2」が今年秋には発売されないと見ているのかもしれない。
コメントを残す