KDDIが台紙を半分のサイズにしたSIMカードの導入を発表しました。
これまでのSIMカードの台紙はクレジットカードと同じ国際規格のISO/IEC 7810のID-1に準じたサイズで、利用する端末に合わせて手で切り取って使用していますが、ミニ→マイクロ→ナノと小型化が進むにあたって無駄なスペースが増えていました。
携帯業界最少のプラスチック使用量に
SIMカードの台紙を半分サイズにする取り組みはCO2排出量の削減を目指したもので、プラスチックの使用量も55%削減され、製造過程で排出されるCO2の量も約30%削減されるとしています。
また、一度に輸送できる枚数を増やすことで輸出時におけるCO2の排出量も削減できるとのこと。
SIMカードの台紙を小型化する取り組みは欧州で先行していますが、日本では携帯業界最小のプラスチック使用量になります。おそらく、ドコモやソフトバンク、楽天モバイルもKDDIに続くと思われます。
KDDI広報部に確認したところ、台紙サイズが半分になったSIMカードは本日からKDDI直営店で導入開始。現時点で導入されているブランドはauのみ、UQ mobileやpovo2.0、BIGLOBEモバイルなどの他ブランド展開について未定とのこと。
また、台紙サイズが半分になるのは一般消費者向けかつnanoSIMのSIMカードのみとなっています。
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