KDDIが7月から衛星ブロードバンドStarlinkの利用シーンを拡大し、海上・山小屋・音楽フェス、大規模野外イベントなどで活用します。
音楽フェスではフジロックフェス’23やロッキンジャパン2023などでStarlinkを活用したWi-Fiサービスの提供を予定しており、人が局所的に集中することによる通信回線の混雑がもたらす通信速度の低下等を解消します。
海上においては航海に必要な情報の収集やDXによる作業の効率化、乗客/乗員へのWi-Fi提供などの利用を想定しているとのこと。
また、宿泊・休憩・避難を目的とした山小屋では、山岳DXと名付けて、より安全で解析な登山活動を支援し、局所的に人が集まる音楽フェスでは、イベントDXと名付けて通信回線混雑の緩和やキャッシュレス決済などを可能にします。
活用方法は場所等によって異なり、海上や山小屋、音楽フェスではWi-Fiを提供し、島しょ部や山間部、観光地ではau通信網を提供します。
法人・自治体向けのStarlink Businessにおいては、Starlink衛星同士が通信することで地上局から離れた場所でのエリア化を実現する「衛星間通信」によって、沖縄県を対応エリアとして追加。これにより日本全国でサービスを利用できます。
なお、Starlinkとの提携時に発表されていたバックホール回線として利用するau基地局が2023年度内に5Gに対応する予定です。
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