競走馬育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」を開発するCygamesが、コナミデジタルエンタテインメントから特許権侵害で訴訟を提起されました。
Cygamesはコナミデジタルエンタテインメントとゲームシステムおよびプログラムの一部について、特許権等の協議を誠意をもって行なったものの、受け入れられずに訴訟を提起されたと説明しています。
訴訟内容ではコナミデジタルエンタテインメントが損害賠償請求として40億円および遅延損害金を求め、ウマ娘の差止請求を求めていることが明らかにされています。
Cygamesはウマ娘 プリティーダービーがコナミデジタルエンタテインメントが保有する特許権を侵害している事実はないと主張。正当性を訴訟にかかる手続きのなかで明らかにしていくと説明しています。
特許権の侵害に関する詳細は明かされていませんが、Twitterでは育成システムにおいてウマ娘の育成をサポートする効果のある「サポートカード」が、コナミが開発する実況パワフルプロ野球の「イベキャラ」に似ていると指摘されています。
ウマ娘のサポートカードは、カードの組み合わせによってトレーニングの質を上げて効果的に育成することが可能。パワプロのイベキャラも非常によく似たもので、チームメイトの組み合わせによって練習の質を上げて効果的に育成できるシステムです。どちらもセットしたキャラクターが育成時のシナリオに登場し、一緒にトレーニングや練習を重ねたり、イベントの発生によって効率的に能力値を上げたり、スキル・特殊能力を獲得できます。
株式会社Cygames(以下サイゲームス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)は、株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下コナミデジタルエンタテインメント、本社:東京都中央区、代表取締役社長:早川英樹)から2023年3月31日付で特許権侵害に関する訴訟の提起を受けました。
当社は、コナミデジタルエンタテインメントと『ウマ娘 プリティーダービー』のゲームシステムおよびプログラムの一部について、特許権等の協議を誠意をもって行ってまいりました。しかし、当社の見解がコナミデジタルエンタテインメントに受け入れられることはなく、訴訟を提起される形となりました。
当社としては『ウマ娘 プリティーダービー』がコナミデジタルエンタテインメントの特許権を侵害している事実はないと考えており、その正当性を本件訴訟にかかる手続きの中で明らかにしてまいります。
お客さまならびに関係者のみなさまにはご心配・ご迷惑をおかけしますが、『ウマ娘 プリティーダービー』は今後も変わらずサービスを提供してまいります。