供給面で制約があったにも関わらず、四半期売上が過去最高を記録したGoogleのPixelスマートフォン。大きな要因は過去最大となるプロモーションを行ったPixel 6|6 Proで間違いないでしょう。
Googleは販売台数を公表していないため、実際にどれぐらいの台数を売り上げたのかは分かりませんが、Pixel専用アプリのダウンロード数から10,000,000台近くのPixelスマートフォンが使用されていることが判明しました。
約3ヶ月でPixel専用アプリのダウンロード数が2倍に
最近になってPixelスマートフォン専用アプリ「セキュリティハブ」のダウンロード数が10,000,000回を記録したことから、9to5GoogleはPixelスマートフォンの使用台数もそれに近い可能性があると伝えています。
セキュリティハブの公開当初は、Pixel 6|6 Proのみ対応していたものの、昨年10月下旬にAndroid 12にアップデートした旧Pixelスマートフォンへの提供を開始。2021年11月時点のダウンロード回数が500万回に到達し、現地時間の2022年2月3日木曜日には1,000万回を超えました。
Android 12かつPixel 4シリーズ以降のモデルのみ動作するアプリケーションであることから、Android 12にアップデートしたPixel 4|4 XL|4a|4a XL|4a 5G|5|5a 5G|6|6 Proが1000万台近く存在することになります。
CounterpointやIDCの調査(1,2)によれば、2021年のスマートフォン出荷台数はSamsungが約2億7000万台、Appleが約2億3000万台、Xiaomiが約1億9000万台を記録。ニッチとされている折りたたみスマートフォンの出荷台数さえ年間900万台と推定されています。
こういった数字と比較すると3年間で発売された製品の販売台数が1,000万台という数字は決して多いとは言えません。
Android 12にアップデートしていないPixelスマートフォンやセキュリティハブに対応していないPixel 3|3 XL|3a|3a XLが多く存在する可能性はありますが、それでも10倍の1億台に届かないでしょう。
一方、約3ヶ月でダウンロード数が2倍に伸びたことを考慮すると、Googleが説明するようなPixel 6|6 Proの好調さもうかがえます。
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