今月、先行体験版の出荷がスタートし、今秋正式版が発売予定となっているLINEのAIスピーカーが2018年3月までに外出先からの家電操作に対応するようだ。
LINEアプリと併用することで外出先からテレビやエアコンの電源を入れて家に到着した時には最適な気温にできる。
LINE、AIスピーカーで家電操作・デリバリー・ニュース読み上げ・再配達依頼が可能に
SankeiBizによると、LINEがAIスピーカーとアプリを連携させて外出先から自宅の家電を操作できるサービスを来年3月までに開始するとのこと。AIスピーカー第1弾となる「WAVE」が正式発表された今年6月のカンファレンスではテレビなどの家電操作に対応すると発表していたが、外出先からの家電操作については発表していなかった。
外出先から家電操作する場合はLINEアプリから操作を行い、自宅のAIスピーカーがWi-Fi経由で操作内容を受け付けて赤外線で家電を操作するようだ。操作できる家電についてLINEはテレビの電源オン/オフ、音量調整と明かしていたが今回の報道ではエアコンも例としてあがっている。
自宅や外出先からスマートフォンを操作して赤外線経由で家電を操作できる製品は「IRKit」(レビュー記事)など既にいくつか発売されているが、音声操作で家電を操作できる製品は多くない。昔はテレビの前に行ってチャンネルを変え、現在はリモコンを探してチャンネルを変えているが近い将来、声を発するだけでチャンネルの変更が可能になる。いちいちリモコンを探す手間もなくなりそうだ。
家電操作以外には音声操作で食べ物の出前、宅配便の再配達依頼も2017年度内に対応するとのこと。LINEが今夏スタートした注文額に応じてLINEポイントが貯まるデリバリーサービス「LINEデリマ」が利用できるものと思われる。さらに、今秋には音声操作でニュースの読み上げ機能に対応する。おそらく「LINE NEWS」で配信しているニュースが対応するものと思われる。号外などの速報ニュースはAIスピーカーがいちはやく教えてくれるかもしれない。
SNSから始まったLINEだが最近ではショッピング、デリバリー、ニュース、ミュージックなどサービスを拡充している。スマートフォンでは手に余るサービスも音声で操作できるAIスピーカーによって手軽にサービスを利用できそうだ。
AIスピーカーはGoogleが「Google Home」を日本でも今夏以降に発売するほか、Appleが12月にアメリカ・イギリス・オーストラリアで「HomePod」を発売する。HomePodの日本発売は未定だが現地時間9月12日開催と噂されるスペシャルイベントで日本発売についても発表があるかもしれない。
コメントを残す