Googleの音声対応スマートスピーカー「Google Home(グーグルホーム)」がついに日本で発売される。今朝開催した開発者向けイベントGoogle I/Oで発表した。
Google Homeは昨年10月に発表されたが、コアとなる会話型AIの「Google Assistant」が日本語非対応なことから日本では発売されていなかった。徐々に日本語対応が行われ、今年の夏に日本で正式提供されることからGoogle Homeも日本でようやく発売される。
約14,500円、「Google Home」が今夏日本上陸
「Google Home」は、会話型AIのGoogle Assistantを搭載したスマートスピーカー。
Google Homeに「OK Google」と話しかけてGoogle検索や天気予報、渋滞情報、スポーツの結果を知ることができる。また、予定の確認やアラームを鳴らすことも可能。スピーカーを内蔵しているため、Google Play MusicやSpotifyなど音楽聞き放題サービスを流しっぱなしにすることもできる。さらに、別部屋の音楽を鳴らしたり、付け忘れたライトをオフにするなど対応家電のリモート操作も可能だ。
Google I/Oでは新機能も発表された。「母に電話」と話すと、Googleアカウントの連絡先から電話番号を検索してGoogle Homeで音声通話が利用できるハンズフリーコール(提供地域はアメリカとカナダ)に対応する。Google Homeは複数人の声を聞き分けられるため、誰の母親なのかを理解して正しい相手と通話ができる。
さらに、予定とリマインダの追加、Google Homeに対応していデバイス、アプリ、サービスでもGoogle Homeが利用できるようBluetooth、Google Homeの応答を音声だけでなくテレビに映し出すChromecast連携にも対応する。
Google Homeの販売価格は129ドル、日本円で約14,500円だ。値段が手ごろなことからとりあえず使ってみたいユーザーは多いだろう。なお、スマートスピーカーはAmazonが他社に先行したが日本語に対応していない。Appleは来月に開催する「WWDC17」でSiriを搭載したスマートスピーカーを発表するとの噂もある。また、LINEもAIプラットフォーム「Clova」を搭載したスマートスピーカー「WAVE」を今夏、日本と韓国で発売すると発表済み。今年の夏はスマートスピーカー競争が熱くなりそうだ。
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