LINEモバイル、ユーザー満足度が93%を記録。解約率はわずか1.2%に〜価格とシンプルさが高評価
昨年9月にサービスを開始した格安SIMサービスの「LINEモバイル」が、半年間の実績を発表しました。
発表によればLINEモバイルのユーザー満足度は93%、解約率はわずか1.2%を記録しています。
LINEモバイル、申し込み完了件数が2.4倍に
プラン・速度・サポート体制に注力
LINEモバイルは、サービス開始から半年間、×FREEの拡大を目指す「プラン」、安定した「速度」の提供、24時間365日対応のいつでもヘルプなど「サポート体制」といった、プラン・速度・サポート体制の3つに注力。
「プラン」では、対象のサービス・アプリの利用時に発生するデータ通信量をカウントせず、速度制限にかかっても高速に通信できる「カウントフリー」を順次拡大。11月にはインスタグラム、2月にLINEのニュースタブもカウントフリーの対象になりました。さらに、今年1月にはLINE MUSICも対象となる「MUSIC+」プランが追加されています。
「速度」では、“非常に良い回線だ という評価をもらっている”、“今後も安定した速度を提供する”とコメント。TwitterではLINEモバイルの速度に満足する声が多くあがっています。
「サポート体制」では、AIを活用した自動応答によって24時間365日LINE MOBILEのLINE公式アカウントで問い合わせができる「いつでもヘルプ」を12月からスタート。10時〜19時まで利用できる有人のチャットサービスでは満足度96%を記録したそうです。
メイン利用が増加傾向
「プラン」「速度」「サポート体制」に注力してきた結果、10月と比較した申し込み完了件数は2月時点で2.4倍、3月時点では3.4倍に成長。ネット記事も良い影響があったとしています。
3,000円の契約手数料が無料になる「エントリーパッケージ」は、Amazon.co.jpで11月より販売が開始され、SIMカード部門売れ筋ランキングで最高2位を獲得。
ユーザーの平均月額基本料金はサービス開始当初の1,290円から1,600円に成長。
月額基本料金が伸びた理由としてデータ通信量が多く、月額料金が高いコミュニケーションフリープランやMUSIC+プランの申し込み比率が46%から66%に増加したことや音声通話SIMの申し込み比率が50%から65%に増加、さらにMNPによる申し込み比率も32%から44%に増加するなど、LINEモバイルがメインとして選ばれる傾向が高まっています。
LINEモバイルのユーザー満足度が93%
LINEモバイルが9,204名のユーザーに満足度調査を実施したところ、とても満足が31%、満足が48%、やや満足が14%となり、総合満足度が93%を記録。
特に満足度が高い点では「プランの価格/シンプルさ」で73%、次いで「カウントフリー」の55%、「データくりこし」の42%になっています。通信速度は40%で数値としては低いように見えますが、どれかを選ぶという聞き方が影響したとのこと。
2番目に満足度が高くなった「カウントフリー」のデータ通信量はLINEモバイル全データ通信量の27%を占めていてユーザーの利用状況に合ったサービスが提供できていることから月間平均解約率が1.2%以下(縛りのないデータ専用プラン含む)と低い数値になったとしています(Engadgetによればmineoの解約率は2%とのこと)
「LINE MOBILE NEXT STAGE」
昨年9月のサービス開始から「プラン」「速度」「サポート体制」に注力してきたLINEモバイルですが、今後はLINE MOBILE NEXT STAGEとして次の段階に進み、「サービス」「タッチポイント」「プロモーション」の3つに注力すると宣言。
「サービス」では、初夏にMUSIC+のカウントフリー対象サービスを拡大するほか通話定額プランの提供を予定(詳細はこちら)
「タッチポイント」では、これまでウェブのみで申し込み可能でしたが、明日3月15日から全国10店舗で即日開通サービスを提供。早い時期に100ヶ所以上まで拡大する予定です。タッチポイントは様々な形で展開し、LINEモバイルショップなど旗艦店も視野に入れているものの具体的な出店地域については検討中としました。
「プロモーション」では、明日3月15日から女優ののん(能年玲奈)さんを起用した初のテレビCMを全国で放送します(詳細はこちら)
LINE LIVEのカウントフリー追加はまだ
本日、都内で開催された記者発表会の囲み取材では以下のようなデータ・傾向も明らかにされています。
- これからLINEを利用する高齢者の申し込みも多い
- 料金プランの純増数はコミュニケーションフリー、LINEフリー、MUSIC+の順番
- タッチポイントは人口が多い地域から展開した
- Webからの申し込み完了数では事業者全体で上から3番目に確実に入る
- ソフトバンクの格安SIMにも興味。ユーザーの要望に合わせて
- 端末の販売傾向としてLINEフリーは1万円、コミュニケーションフリーは3万円のスマホがよく売れる
- 最近の端末ではHUAWEI Nova Liteが売れている。在庫不足で迷惑をかけている
- 他社の格安SIMサービスはお昼に混み合うが、LINEモバイルでは学生、子ども、サラリーマンなどユーザーが幅広いため他社のトラフィックの流れとは異なる
- コミュニケーションフリープランにおけるカウントフリーの拡大はコミュニケーションインフラになるサービス・アプリが出てきたら検討する
- LINE LIVEのカウントフリー追加はまだ厳しい
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