2月19日、携帯電話事業者の提供するスマートフォン向けの料金プラン“動画SNS放題”を、総務省が一部規制する方針であることを朝日新聞が報じた。
大手サイト優遇で公正な競争の妨げに
規制対象となるのはYouTubeやAbema TVなどの動画サイトやTwitter、インスタグラムといったSNSを利用した際に発生するデータ通信量をカウントせず、どれだけ利用しても速度制限が適用されないカウントフリーが導入された料金プラン。
最も有名なのはソフトバンクが昨年9月に提供を開始した「ウルトラギガモンスター+」だ。テレビCMで「動画SNS放題」と大々的にアピールされている同プランでは50GBの大容量に加え、YouTube/TVer/GYAO!/Hulu/LINE/Instagram/Facebookが使い放題で利用できる。今年1月からはTwitterやTikTokも使い放題の対象に追加された。
ソフトバンクのほかにも、LINEモバイルやBIGLOBE MOBILEも同様のプラン・オプションを提供しているが、いずれも大手の動画・SNSサービスが使い放題の対象になっている。当然、ユーザーは使い放題のサービスを優先して利用するため公正な競争の妨げにつながる可能性がある。総務省は問題になるケースを指針で定めて違反があれば行政指導で是正する方針だそうだ。
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