Microsoftが発売した360度開く折りたたみボディに2つの画面を搭載したAndroidスマートフォンSurface Duoは多くの人を驚かせました。
しかしながら多くのソフトウェアの不具合が報告され(既に多くの不具合が解消済み)、2画面が引き起こす画素の欠損やボディから突き出たカメラによって360度開くボディが閉じ切らないなど、洗練されたものではなく最低価格が18万円であることを考えると手を出すのが難しい製品でした。
Samsungの折りたたみスマートフォンGalaxy Z Foldシリーズも第3世代で完成度を大きく引き上げて一気に魅力的なモデルとなったことから、Surface Duo 3にも期待がかかっていましたが、Microsoftは開発を中止し、大きな方針転換を図るようです。
一般的なデザインのSurface Phoneも開発中?
Windows Centralによると、Microsoftは2画面デザインをキープしつつ、ベゼルが狭く縦長のディスプレイを搭載し、ワイヤレス充電に対応した「Surface Duo 3」を2023年末に発売する計画していたとのこと。
しかしながら、Surface Duo 2の発売後に検討を開始した折りたたみ式ディスプレイに移行することを理由に計画を破棄したようです。
2画面デザインの廃棄は2枚のディスプレイをただ1枚のディスプレイに変更するような単純なものではありません。
360度開くボディも捨てることになり、これまでMicrosoftがアピールしてきた360度開くボディならではの独自性を失うことになります。
Surface Duoの“Duo”は2画面を意味していたことから製品名がSurface Foldなどに変わっても不思議ではないでしょう。幸いにもSurface Duoのブランドを破棄することになってもダメージはありません。
この新しいデバイスは、ボディを開かず操作できる外側にカバーディスプレイを搭載するなど、折りたたみスマホらしいデザインを採用するとのこと。なお、具体的な発売時期は決まっておらず、今年秋には間に合わないと伝えています。
さらに、MicrosoftはAndroidデバイスとWindows PCが連携するエコシステムの開発にも着手し、Androidスマートフォンのラインナップを拡大するために一般的な1枚板デザインのスマートフォンを「Surface Phone」と名付けて発売する可能性があるそうです。
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