2020年末発売とアナウンスされているMicrosoftの2画面スマホ「Surface Duo」
昨年10月には折りたたみ可能なボディに360°展開できる5.6インチディスプレイを2枚搭載することが発表されていたが、Windows Centralによってスペックがリークされた。
「Surface Duo」のスペック
「Surface Duo」には、4.8mm(おそらくオープン時)のボディにSnapdragon 855と6GBのメモリが搭載され、64GB/256GBのストレージオプションが用意されるそうだ。Android Policeは128GBモデルが用意されると予想していたが、今回の情報には含まれていない
Microsoftが発表時に公開したティザー動画から確認できた右側のディスプレイに搭載されるカメラは11メガピクセルのシングルレンズになるとのこと。カメラは1つのみだが、360°展開できるディスプレイを折りたたんだり、開くことでフロントカメラとしてセルフィーをしたり、リアカメラとして景色なども撮影できる。
2枚のディスプレイは5.6インチの有機ELで画素密度は401ppi。バッテリーは3,460mAhで1日中使用できるそうだが、消費電力の高いディスプレイを2枚搭載することを考えると電池持ちには不安が残る。決して大容量とは言えないバッテリーはUSB-Cによる急速充電が可能。残念ながらワイヤレス充電やNFCは非対応、FeliCaも搭載されることはないだろう。
OSはAndroid 10を搭載して出荷されるものの、2020年第3四半期に公開予定のAndroid 11へのアップデートも比較的早期に行われるという。
ソフトウェアに関する情報として6月上旬までにプリインストールアプリの開発を完了させる予定でMicrosoft製のアプリは2画面にフル対応、異なるアプリ間によるドラッグ&ドロップが可能なようだ。
Snapdragon 865を搭載しない理由
今年発売のハイエンドスマートフォンの多くがSnapdragon 865を採用しているが、「Surface Duo」は1世代前のSnapdragon 855を採用する。
理由はSnapdragon 865の搭載には別途5Gモデムが必要になるためだ。通常、チップセットにはモデムも含まれているが、Snapdragon 865はパフォーマンスを最大化させるためにモデルを外付けにしている。
Windows Centralによれば、Surface Duoの内部設計はかなり前から決定されており、モデムを内蔵するSnapdragon 855からモデム外付けのSnapdragon 865に乗り換える場合は大規模な仕様変更、再設計が必要になるため搭載を見送ったようだ。検討すらしなかったかもしれない。
Surface Duoの販売価格は不明なものの、今回のレポートではプレミアムスマートフォンクラスになる可能性が高いとされている。どれほどのプレミアムになるかはわからないが10万円以上だろうか。Snapdragon 855を採用したことによってある程度抑えられるかもしれない。そう期待したい。
今回リークされたSurface Duoのスペックはあくまでもテストデバイスの段階にあるものだが、ハードウェアの仕様はほぼ決定済みで現在はフィールドテストが行われているという。現在は微調整が施されているものの、製品版と大きな違いはないとのこと。
なお、「Surface Duo」の発売日は2020年末から夏に早まったと報じられている。Microsoftは5月19日に「Build 2020」を開催する予定で何らかの発表があるかもしれない。
OS | Android 10 |
---|---|
サイズ | ?x?x4.8mm |
重さ | ? |
ディスプレイ | 5.6インチ有機ELx2 縦横比 4:3 1,800x1,350ピクセル 401 ppi |
カメラ | 11MP ƒ/2.0 1.12um |
プロセッサ | Snapdragon 855 |
5G | X |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 64GB/256GB |
バッテリー | 3,460mAh |
USB | USB-C |
セキュリティ | 指紋認証 |
SD | X |
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