Appleが昨年発売した「iPhone 8」と「iPhone X」はUSB Power Deliveryによる高速充電に対応した。しかし、高速充電に対応している充電器とUSB-Cケーブルは別売り、それぞれ価格も高額であまり利用している人はいないかもしれない。
新型iPhoneでは高速充電に対応した充電器とケーブルがパッケージに同梱される可能性があるようだ。
新デザインを採用した高速充電対応の電源アダプタ
中国のWeiboに投稿された情報によれば、新型iPhoneに同梱される電源アダプタが出力電力最大18Wの高速充電仕様にアップグレードされるとのこと。従来の電源アダプタはUSB-A端子を採用しているが、USB-C端子に変わり、USB Power Delivery(USB PD)による高速充電に対応する。ケーブルも高速充電に対応したUSB-C – Lightningケーブルに変わるようだ。
デザインも変化する。現在のアダプタはサイコロのようなスクエア型になっているが、新しい電源アダプタは丸みを帯びた楕円形のラウンドデザインを採用するため従来品との見分けがカンタンに付く。
高速充電は30分のわずかな充電時間でiPhoneを最大50%も充電できる新しい規格。実際に検証したところ「iPhone X」では通常の充電で3時間30分かかったが、高速充電では2時間足らずでフル充電できるため、充電を忘れてしまった時や旅行など短時間で充電が激しく減ってしまう時に重宝する。しかし、対応する電源アダプタはApple純正品が5,200円から、充電ケーブルは2,800円から、と両方をそろえるのに8,000円も必要になる。金銭的負担が理由で現在はあまり普及してないかもしれないが、パッケージに同梱されれば一気に普及し充電に関するストレスが大幅に軽減されそうだ。
AppleはUSB Power Deliveryに対応した電源アダプタを3種類発売しているが、いずれもMacBook向けでiPhone向けの電源アダプタは初。今年秋には顔認証「Face ID」に対応した新型iPad Proの発売も噂されているが同じように同梱される可能性もありそうだ。なお、USB-C – Lightningケーブルはサードパーティに開放されていないためApple純正品を購入する必要があるが、Weiboのレポートによれば2019年まで制限が続くとのこと。
MacRumorsが指摘するとおり今回の情報はWeiboが発信源のため信ぴょう性は高いとは言えない。今後の追加報道が待たれる
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