Appleが今年秋に発売する新型iPhoneは、5.8インチと6.5インチの巨大な有機ELディスプレイを採用した2つのモデルと6.1インチの液晶を採用した低価格モデルがラインナップされると噂されているが、液晶を採用したモデルが製造上の問題に直面していて発売日が2ヶ月遅れる可能性があるようだ。
低価格の液晶モデル、歩留まりの悪さで発売日に遅れか
韓国メディアThe Bell(via NASHVILLE CHARTER)は業界筋の情報として有機ELディスプレイを採用したハイエンドモデルについては9月発売に向けて量産体制が整っているものの液晶ディスプレイを採用したエントリーモデルについては2ヶ月の遅延が発生しており、今年11月に生産を開始する予定とレポートした。これが本当ならば低価格版の新型iPhoneの発売日は11月以降になってしまう。
遅延の理由は“切り欠き”デザインを採用した液晶ディスプレイで光の漏れが起きる不良品が多く、生産を手がけるジャパンディスプレイとLGディスプレイは歩留りを改善するのに苦労しているという。
液晶ディスプレイを採用した低価格版iPhoneは人気を集めて売れ筋になると報じられている。発売日が最低でも2ヶ月も遅れてしまうという報道は信じがたいが、実際に昨年発売された有機ELディスプレイの「iPhone X」は発売日が2ヶ月も遅れた。また、9to5Macは液晶ディスプレイでiPhone Xのデザインを実現するのは難易度が高いと指摘している。
これは自発光することでバックライトが不要になり、曲げやすい有機ELに対してバックライトが必要で薄型化が難しく曲げにくい液晶ディスプレイという特性の違いにある。なお、iPhone Xではボディ内部でディスプレイを湾曲させることでベゼルレスディスプレイを実現している。
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