iPhone 17 Pro、待望の冷却システム「ベイパーチャンバー」搭載か。長時間の動画撮影が可能に?
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
まだ搭載されていなかったの?と思われるかもしれません。
Androidのハイエンドモデルでは当たり前のように採用されている冷却システムが、ついにiPhoneにも搭載されるかもしれません。
韓国のキャリアKTから流出したとされる資料によれば、iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxには、高性能な冷却システムベイパーチャンバーが搭載されるようです。
アルミニウムフレームとベイパーチャンバーで放熱強化
発表が間近に迫った2つのProモデルは、素材の変更・デザインの刷新・カメラの大幅な性能向上が噂されています。
まず素材については、iPhone 15 Pro / 15 Pro Maxから採用されたチタニウムフレームをわずか2年で廃止し、軽量かつ放熱性能に優れるアルミニウムフレームへ移行します。
さらに放熱性能を高めるためにベイパーチャンバーを搭載する可能性があります。
ベイパーチャンバーは内部に液体を封入した薄い板状の冷却システムです。
熱が加わると液体が蒸発してチャンバー内を移動し、冷たい部分で凝縮して再び液体に戻ります。この「蒸発」と「凝縮」のサイクルを繰り返すことで、熱を効率的に全体へ拡散する仕組みです。

この仕組みによって、高い負荷がかかるハイエンドゲームを安定したフレームレートで長時間プレイできたり、4KやProResでの長時間撮影が可能に。流出資料には「8K撮影」の記載もあり、放熱強化の重要性がますます高まっています。
トリプル48MPカメラ、望遠カメラを強化
資料によれば、トリプルカメラすべてが48メガピクセルで統一されるとのこと。
すでに広角カメラと超広角カメラは48MP化しているため、新たに望遠カメラが48MPに強化されます。
イメージセンサーの高画素化により、光学ズームはこれまでの5倍から8倍に進化します。
これは標準のズーム倍率を現行の5倍から扱いやすい4倍に変更し、高画素センサーの中央部分を切り取るクロップズームによって最大8倍を実現する仕組みだと考えられます。
一方で、これまでの噂にあったiPhone 17 Pro Maxが5倍から8倍の範囲を光学品質で記録できる可変式望遠レンズに対応するという情報は今回の資料からは確認できませんでした。
すべては日本時間9月10日午前2時からスタートするスペシャルイベントで明らかになります。当日はiPhone 17シリーズのほかにも、AirPods Pro 3などが発表される見込みです。
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